若松孝二
わかまつ・こうじ
1936年4月1日生まれ、宮城県出身。1963年にピンク映画『甘い罠』で映画監督デビュー。ピンク映画でヒットを量産し、“ピンク映画の黒澤明”とも形容された。1965年には「若松プロダクション」を創設。『水のないプール』(81年)や『エロティックな関係』(92年)など話題作も手掛け、近年では『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(07年)がベルリン国際映画祭で最優秀アジア映画賞、国際芸術映画評論連盟賞を受賞。『キャタピラー』(10年)では主演の寺島しのぶがベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)に輝いた。2012年は本作をはじめ、三島由紀夫をテーマにした『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』が6月2日より全国公開予定、中上健次原作の『千年の愉楽』が秋以降に公開予定となっている。