『Black & White/ブラック & ホワイト』リース・ウィザースプーン インタビュー

二股恋愛はあり? オスカー女優の本音満載インタビュー

#リース・ウィザースプーン

顔や素性を隠してデートしてみたい

2人のCIAトップエージェントが恋したのは、同じ女性だった!

恋の三角関係をスタイリッシュかつスピード感たっぷりに描いた『Black & White/ブラック & ホワイト』で、2人の男性から恋される女性を演じているのは、オスカー女優のリース・ウィザースプーン。どちらか1人を選びかねて、ついつい二股をかけてしまう女性をチャーミングに演じている。そんな彼女に話を聞いた。

──あなたが演じた女性は、仕事ではとても決断力があるのに、恋愛に関しては決断できずにいますね。

ウィザースプーン:そうなんです。アトランタから一緒に引っ越してきた相手の男は彼女の元を去ってしまい、彼女は傷つき気持ちもくじけてしまいます。デートする気にもなれず、出かけることもできません。でも、ようやくデートしてみようとするのです。

──彼女は、どのように2人のエージェントと出会うのですか?

ウィザースプーン:1人とはデートサイトを通じて出会い、ぎこちないファーストデートで成功します。もう1人とはビデオ店で出会います。その後、同僚である2人の男性は互いに「彼女」の写真を見せ合い、二股が判明します。ここは、「親友と同じ女性を好きになったら?」という問題に直面する男性が見せる素晴らしいシーンなんです。

──インターネットを介したデートについてどう思いますか?

ウィザースプーン:正直に言うと、顔や、有名人であるということを隠し、内面的な部分だけでデートができるとしたら、私はネットを通じたデートをするでしょうね。私は、普通の人が何をしていてどういう人物なのかに興味があるの。今は誰もがとても多忙で、人との繋がりがない時代なので、ネットを介したデート以外に、どうやって人に出会えばいいのか分からないくらいです。

私は一度に複数の人とデートはしません



──この映画でも、人々はネット上でお互いのことをやたらとチェックしていますが、あなたもそういうことをした経験がありますか?

ウィザースプーン:やっぱりチェックしてしまいますよね。少なくとも、犯罪者かどうかくらいは知りたいでしょ? 今はとても簡単にそういうチェックができるので、チェックしないのは怠慢だと思います。

リース・ウィザースプーン

──あなたが演じるローレンは買い物上手ですが、あなた自身はどうですか?

ウィザースプーン:インターネットの通販サイトや価格比較サイトを見るのが好きですね。価格の差にはビックリします。もしテレビなどを買いたいと思ったら、必ずネットでリサーチします。

──ローレンのように二股をかけることについてはどう思います?

ウィザースプーン:まったくの新しい世界ですね。女性の権利の拡張運動により、こういう映画が生まれたんじゃないかしら。

──映画のように、2人の男性があなたを巡って争ったという経験がありますか?

ウィザースプーン:夫と息子がそうかもしれません。私の注意を引こうとするんです。でも、私は一度に複数の人とデートはしませんよ。そんなことをしたら嘘をつかずにはすまないでしょうから。私は嘘つきじゃないから。

リース・ウィザースプーン
リース・ウィザースプーン
Reese Witherspoon

1976年3月22日、アメリカ、ニューオリンズで生まれる。大ヒットしたラブコメディ『キューティ・ブロンド』(01年)でブレイク。『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(05年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞。99年に俳優のライアン・フィリップと結婚し2児を得るが07年に離婚。11年にタレントエージェントのジム・トスと結婚している。

リース・ウィザースプーン
Black & White/ブラック & ホワイト
2012年4月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開
[監督]マック・G
[出演]リース・ウィザースプーン、クリス・パイン、トム・ハーディ
[原題] THIS MEANS WAR
[DATA]2012年/アメリカ/20世紀フォックス/98分
(C) 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.