1988年、福岡県出身。2005年デビュー。テレビドラマ『仮面ライダーキバ』『恋空』『アタシんちの男子』『オトメン』『タンブリング』など話題作に続々出演。2011年にはNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』に森蘭丸役で出演も果たした。また映画では『ランウェイ☆ビート』に主演、『もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』などに出演し、着実にキャリアを積んでいる。また音楽ユニットD☆DATEのメンバーとしても活躍。1stアルバム「1stDATE」が発売中、6月には2ndライブツアーも行う。
1998年に公開されたホラー映画『リング』は、黒髪の「貞子」が襲い掛かってくるシーンの怖ろしさが話題となり、大ヒットを記録。同作品はハリウッドでリメイクもされ、ジャパニーズホラーの代名詞となった。
あれから14年、『アバター』など3D映画が流行している今、満を持して貞子が3Dで復活する。物語は、若い女教師・鮎川茜が教鞭をとる女子高で、自殺を中継した動画を授業中に探していた女子生徒が謎の死を遂げることから始まる。実はその動画の生放送を見ていた者たちも死亡しており、捜査に乗り出した警察は、“呪いの動画”の存在を突き止めるというもの。
茜を演じるのはホラー映画初挑戦となる石原さとみ、茜の恋人・孝則役には主演作『ランウェイ☆ビート』で高い評価を得るなど活躍目覚ましい瀬戸康史。その瀬戸に、本作の撮影エピソードや見どころを聞いた。
瀬戸:実は僕、霊感が強くて、今までにいろいろな霊を見たことがあるんです。霊が出てきたらどういう風に怯えるかが体験としてわかっているので、違和感もなく、それほど難しいとは思いませんでした。
瀬戸:いえ、撮影中は共演者の方々に霊感があることを言ってなかったみたいなんですよ。隠していたわけじゃないんですが。それで、先日もある番組のなかで、石原さんに「なんで教えてくれなかったの!」って言われてしまいました(笑)。
瀬戸:はい。石原さんとは初めてですが、共演のシーンが多く、役者としての姿勢に刺激を受けました。一緒に演じられてよかったです。裕典くんとは今回は一緒のシーンがなくて残念でした。
瀬戸:職業はあまり意識せずに、人間性を重視しました。草食系で明るく前向きなイメージで、誰よりも茜のことを大切に思っているやさしい心を大事に演じたつもりです。
瀬戸:演じる側としては通常の作品と特に違いはないのですが、シーンを撮り終えた後にスタッフもキャストも3Dメガネをかけてチェックするんです。異様な光景ですよね(笑)。
撮影は楽しかったです。まだ完成した作品を見ていませんが、テレビから飛び出してくる貞子は、3Dにぴったりの素材ですよね。この作品は、3Dで飛び出しても許されるギリギリのところまで飛び出しているので、本当に怖いと思いますよ。また、ニコニコ動画とかネット、スマホ、といった現代のアイテムと貞子が結びついているので、身近に感じられるという恐怖もあります。
瀬戸:いろいろな役を演じて成長していきたいので、演じる機会の少ないホラー作品に出演できたことはありがたいですね。この作品は、ジャパニーズホラーのじわじわくる恐怖だけでなく、ハリウッドホラーにあるようなグロテスクな面もあるので、日本人だけでなく、海外の方が見ても楽しめるのではないかと思います。このまま海外でも上映されたら嬉しいですね。
瀬戸:ありがとうございます。『輪廻の雨』は、語弊があるかもしれませんが、役者としては演じがいのある役でした。さきほども言いましたが、今は役者としていろいろな役を演じたいんです。若いうちに多くの経験をして、表現の引き出しを増やしていきたいです。
瀬戸:今回の貞子は、めちゃくちゃ飛び出します! ラスト10分は、「えっ、こんなことが起こってたの!?」と驚くような内容なので、ぜひご家族で、いや、カップルで見に来てください!
僕の演じた部分でいえば、孝則には非日常の物語を日常に引き戻すような役割があるので、見ていてほっとするんじゃないかと思います。こういう男性がいたらいいな、と思ってくれたら嬉しいです。
(text&photo=秋山恵子)
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