1989年10月14日生まれ、オーストラリアのキャンベラ出身。04年から本格的に女優業をスタート。テレビシリーズなどを経て、パニック映画『マンイーター』(07年)、『アメリア 永遠の翼』(09年)などに出演。ティム・バートン監督作『アリス・イン・ワンダーランド』(10年)でアリスを演じブレイク。ハリウッド映画祭ブレイクスルー女優賞を受賞した。その他の主な出演作は『キッズ・オールライト』(10年)、『永遠の僕たち』(11年)など。
孤独に立ち向かい、不遇な人生に屈することなく、努力と知恵で道を切り開いてきた女性。初めて愛を知った彼女が、幸せを手にしようとした矢先、またしても過酷な現実が彼女を襲う……。
数々の困難に負けず、真実の愛を探し続ける女性の姿を描いた『ジェーン・エア』。19世紀イギリスで出版された不朽の名作を映画化した作品で、原作は出版当時、そのスキャンダラスな内容で物議を醸したという。
この映画で高潔な主人公ジェーン・エアを演じたのはミア・ワシコウスカ。ヒット作『アリス・イン・ワンダーランド』(10年)でブレイクした22歳だ。ハリウッドからの期待を集める若手女優が、撮影秘話などを語った。
ワシコウスカ:彼女が、時代を超えて愛されてきたキャラクターという点です。観客がすでに先入観を抱いている人物を演じるのは大変でした。それから、原題ではもう使われていない、昔の、美しくて詩的な言葉を自然に話さなければいけないことも難しいことでした。
ワシコウスカ:あると思います。今でも彼女に共感できるのは、物語の核心が、現代の社会や人間性にも通じるからで、今でも彼女のように、このとても孤独な世界のなかで、家族や愛、そして絆を追い求めている若者はたくさんいると思います。
ワシコウスカ:そうですね、やはり、あの時代を衣装を身につけ、カルチャーショックを受けました。とても服がきつくて、あの時代の女性が精神的にも肉体的にも抑圧されていたことが分かりました。今の時代も女性は抑圧されているけれど、少なくとも、肉体的にはあれほど抑圧されていません。
ワシコウスカ:ええ、とても痛かったし。食事もしたけれど、食べるとお腹が膨らんでさらにきつくなるので、とても苦しいの。撮影中は早く脱ぎたくて仕方がありませんでした。時には(衣装に)いらだつこともありましたが、なんとか我慢しました。
ワシコウスカ:私は、彼女がとてもたくましくて、自分自身をしっかりと持っているところが好きです。それは、彼女は、自分で人生の困難を乗り越えられると信じているからだと思うんです。だから彼女のように、自分の価値を信じ、困難を乗り越えられると信じることが大切なんだと思うんです。
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