1987年10月18日生まれ、アメリカのカリフォルニア州出身。子役として舞台で活動。テレビドラマ『ハイスクール・ミュージカル』で人気を博し、映画版『ハイスクール・ミュージアム/ザ・ムービー』(08)にも出演。その他の出演作は『セブンティーン・アゲイン』(09年)、『ペーパーボーイ 真夏の引力』(12年)、『ダーティ・グランパ』(16年)など。
1人の海兵隊員が戦場で拾った1枚の写真。偶然にもその写真によって何度も命の危機を救われた兵士と写真に写っていた女性との運命の出会いを描いた『一枚のめぐり逢い』。世界的ベストセラーを映画化した作品で、原作者のニコラス・スパークスは、『きみに読む物語』『メッセージ・イン・ア・ボトル』などで知られる恋愛小説の騎手だ。
1枚の写真に導かれるように出会いながらも、様々な出来事に翻弄される男女。主人公の兵士を演じたのはザック・エフロン。『ハイスクール・ミュージカル』でブレイクし、大人の俳優へと着実な成長を見せる彼に本作について、そして運命的な恋愛について聞いた。
エフロン:愛は運命づけられたものであってほしいし、そう感じることもよくあるんだ。愛は運命であるべき、だからこそ、本作のストーリーはとても興味深いんだ。
エフロン:主人公のローガンは海兵隊の軍曹。戦地はもう3回目だから色々見てきている。まだ24歳と若いけれど、前線で戦っているから。
──そんなローガン役を演じるために厳しい肉体改造に取り組んだそうですね。食事制限と、撮影中も毎朝3時半に起きて訓練を続け、体重を9kg以上増やしたとか。また、スコット・ヒックス監督と一緒に海兵隊基地キャンプ・ペンドルトンを訪ねて海兵隊員に会い、彼らの戦闘体験も聞いたそうですね。
エフロン:あの基地では、別世界に入ったような気がしました。彼らには確固とした目的があり、集中力がすごくて決して目をそらさない。前線に出ているのは僕と同じ世代の人々なんだよ。あの若さで、彼らはかなりむごい体験をしてきた。彼らと何時間もじっくり話したけど、あれは、僕が体験したことがないほど印象的な時間だった。彼らが聞かせてくれた話は、役作りの下地になった。
エフロン:間接的にではあるけど、彼はベス(写真の女性)に恩義を感じていて、少なくともお礼だけは伝えたいと思っている。そして彼は彼女を探し出し、ありがとうと伝えるのがミッションだと思っているんだ。
エフロン:2人とも心が折れていたからね。ベスはとても用心深く、ローガンは彼女を訪ねてきた本当の理由を言い出せないんだ。
エフロン:彼女に学ぶところは多かったね。共演相手としては新鮮で楽しかった。ひょうきんな人だけど仕事に対する集中力がすごいんだ。僕は彼女に魅了されたよ。彼女に圧倒されたんだ。
エフロン:これまでとは違う、大人のキャラクターがやれるという証明だよね。ミュージカルシアターのようなものからスタートした人間にとって、今回のような役柄を演じることは大きな変化だよ。
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