高校の同級生だった小木博明と矢作兼により1995年にコンビを結成。NHK「爆笑オンエアバトル」などで頭角を現す。その後は、独特のテンポで展開されるトークで、バラエティ番組やラジオなどで活躍し、『ゴッドタン』(テレビ東京)、『天才!!カンパニー』(日本テレビ)、『なまうま』(フジテレビ)をはじめ、『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)など多数のレギュラー番組を担当。2005年に『真夜中の弥次さん喜多さん』で映画デビュー、同じ年に『マダガスカル』で声優デビューを飾った。
ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、カバのグロリア──ニューヨークの動物園で人気の都会派な4匹が大自然を舞台に冒険を繰り広げてきた人気アニメシリーズ最新作『マダガスカル3』が8月1日より公開となる。
今回の舞台となるのはヨーロッパ。ニューヨークに帰るはずだったアレックスたちだが、ペンギンズを捜しにモンテカルロのカジノに潜入し騒ぎを起こしてしまったことから指名手配に! なんとかサーカス一座に逃げ込んだ彼らだったが……。
アレックス役の玉木宏やマーティ役の柳沢慎吾などと共に、今回も日本語吹き替え版声優をつとめたおぎやはぎ。小木博明が演じたのは、自己中過ぎて迷惑をかけてばかりのキツネザルのキング・ジュリアン。矢作兼が演じたのは、ジュリアンの執事のような存在のアイアイのモーリス。スクリーン上でも名コンビを演じた2人に、映画の見どころなどを聞いた。
矢作:僕が演じたモーリスは、落ち着いた常識人なんです。僕と同じですよね。暴れん坊が横にいて、それをなだめたり裏でコントロールしたり、ケツを拭いたりとか、そういう役なんです。役作りについては、ちょっとおじいちゃんぽい声でやってくれと言われていて、最初に「ニューオリンズにいる黒人のおじいちゃんみたいなイメージ」と言われたけど、何のイメージも沸かなくて……普通、分からないよね(笑)。でも、「こういう感じですか?」と普通の声を出したら「その声だ!」と言われたので、普段の僕の声が、まんま、そういう声だったみたいですね(笑)。
小木:ジュリアンはお祭りやイベントが大好きで、周りからは結構、持ち上げられるけど、モーリスがいないと何もできない。まぁ、まさに僕みたいなキャラなんですけど(笑)。担がれるだけ担がれているけど、本人は全然自覚がないし、言うことに責任はないし重みもない。ジュリアンは2代目のバカ息子、バカ社長的な感じですね。モーリスがいたからやっていけるっていう……。モーリスは多分、親父の信頼の置ける右腕だったんだろうね。バカ息子をしょうがなく操ってる、みたいな。
小木:自分で言うのもなんですけど、“天性”なんですよね。
矢作:育ちの良さだよね。
小木:そうなんですよ。だから、自分で「何かやろう」ってやらしいこと考えたらダメなんです。多分。
矢作:僕はそんなにセリフがないので、悩むことはなかったですね。でも、小木は歌ったり、いつにないテンションなので大変だったと思います。
小木:そう、すごいんですよ、テンションが。歌も多くて大変だったんですけど、自分なりに歌ってたらOKが出たりして、ラクでした。
小木:僕は、クマに恋をしちゃうんですね。大人が見ても(恋愛の)勉強になるようなシーンもあるので、ぜひ見ていただきたいですね。
矢作:僕に関しては前と同じように補佐役。なので、小木の見どころが僕の見どころです。
小木:面白くて笑ってくれていました。だけど歌手一家だから、歌が気になるらしいです。エンディングの曲がすごくいいねって褒めてもらえました。
矢作:すごいね! あの一家に歌で褒められるなんて。歌の上手さで言ったら日本一の一家だからね。全員、歌が上手いんだから!
矢作:小木を見たら分かると思うんですけど、褒められるのが好きなので、まず褒めておけば間違いがないんです。「小木は面白い!」ってずっと言い続けているので、ケンカはしません。そして「小木は面白い」って言うと、小木が俺の倍くらい「矢作、面白い」って言ってきますから、2人ともいい気分で終わりますね。
小木:こっちも褒められたいから褒めるわけです。見返りは欲しいですから。そうすればみんな、平和になると思いますよ。
矢作:ワクワクしながら見られる映画です。展開がスピーディで本当に最高。夏休みはこの映画を見るしかないですよ。
小木:最高の映画ですよ〜。
矢作:家族で、カップルで、友だち同士で。誰とでもいいですから、みんなで見に来てください。
小木:1人でもいいですしね。
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