1973年7月26日、イギリスのロンドンで共に俳優の両親のもとにうまれる。91年にテレビドラマで女優デビューし、93年にケネス・ブラナー監督の『から騒ぎ』で映画デビュー。『セレンディピティ』(01年)、『パールハーバー』(01年)、『アンダーワールド』(03年)などに出演。04年にレン・ワイズマン監督と結婚。主な『アンダーワールド:エボリューション』(06年)、『アンダーワールド ビギンズ』(09年)、『アンダーワールド 覚醒』(12年)の『アンダーワールド』シリーズではヒロイン、セリーンを演じている。
“欲しい記憶”が簡単に売買される近未来の世界を舞台にしたSFアクション『トータル・リコール』。1990年にポール・ヴァーホーヴェン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で公開され話題を呼んだ作品を、新たな発想で作り直した同名作品が公開中だ
不満解消のために記憶を買ったことから、思いがけない闘いへと巻き込まれていく主人公を演じるのはアイルランド人俳優のコリン・ファレル。その“妻”ローリーを、イギリス人女優のケイト・ベッキンセールが演じている。
監督は『アンダーワールド』シリーズや『ダイ・ハード4.0』のレン・ワイズマン。監督の妻でもあるベッキンセールに、映画の見どころなどを語ってもらった。
ベッキンセール:ロンドンで育ったので、20歳になる頃には9つの異なるバージョンの『ハムレット』、5バージョンの『シンデレラ』などを見ていたの。だから、すでに知っている物語を他の人が演じることに抵抗がないの。改作には長い伝統があるので、(オリジナルを)冒涜しているとは感じないわ。
ベッキンセール:とても楽しかったわ。アメリカ映画の悪役はイギリス人が多いんだけど、私が悪役を演じるのは今回が初めてで、最高でした。観客が味方してくれるかという心配もいらないし、物語の説明やプロット部分の責任を負うこともあまりないので、そういう責任を感じず、キャラクターのムードや性格、動機だけにどっぷり浸かって演技できたのは、ちょっとしたご褒美ね。
ベッキンセール:いいえ。現場ではケンカも一切しません。私たち、結構、理性的なの(笑)。どちらかというと、やりやすいくらい。この映画の場合は最初はスケジュールの都合で出演することができなくなりそうだったんだけど、クランクインが数週間延期されたの。で、ローリー役の撮影が始まるちょっと前にスタジオから電話があって、「ぜひお願いしたいんですが」って。最初は冗談かと思いました。だって、当然、最初にレン(・ワイズマン)から話があると思ってたから(笑)。
急な撮影だったけど、レンは私を知っているし、私も彼のやり方を知っているから、阿吽(あうん)の呼吸でできました。彼との仕事で良いところは、役者として監督のストレス度を気遣わなくてもいいところかな(笑)。
ベッキンセール:かなり誇らしく感じているわ。17歳で演技を始めた頃は、弱い女性を演じたくないとしょっちゅう宣言していました。いつも助けられる女の子ばかりを演じたくないという欲求があったの。そういう女の子が出てくる作品を見ていると「どうして自分でどうにかしないのかしら」って思ってしまうの。だから『アンダーワールド』では、まだ数の少なかった女性アクションヒーローを参考にしたわ。シガーニー・ウィーヴァーのリブリーはもちろん、『ターミネーター』シリーズのサラ・コナーなんかね。
ベッキンセール:ええ、そうなの。娘とお友だち用に小さな衣裳まで作ってもらって撮影もしたんだけど、可愛かったわ。とてもおもしろいのでDVDの特典映像になればいいなと思っています。娘は今13歳で、当時は12歳だったんだけど、相当本気だったの。お友だちはガムを噛みながらクスクス笑っていたりしているんだけど、娘は本気だったの。
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