1981年11月28日生まれ、フランスのレンヌ出身。哲学者の父と精神科医の母をもち、学生時代からモデルとして活動。06年に「ミス天気予報」に抜擢され、趣向をこらしたコスプレで天気予報をする天気お姉さんとして人気に。08年に『モナコの娘』で映画デビュー、10年にリュック・ベッソン監督作『アデル/ファラオと復活の秘薬』の主演で注目を集め、来日も果たしている。
フランス国立統計経済研究所の発表によると、別れたカップルの4分の1が、第1子の出産直後に別れているのだという。日本人でも「分かる分かる」とうなずく子持ち夫婦(もしくは子持ちバツいち)は多いのでは? 恋に落ち、子どもが生まれ、2人は幸せに暮らしました──とはならないのが現実なのだ。
妊娠・出産は嬉しい出来事だけれど、カップルの人生を根本から覆す可能性を秘めた“爆弾”でもある。そんな子どもにまつわる現実を描いたのが『理想の出産』だ。
日本でも人気のフランス人作家エリエット・アベカシスが自身の出産経験をもとに書いたベストセラー小説を映画化した作品で、リュック・ベッソン監督のミューズでもあったブロンドの美人女優ルイーズ・ブルゴワンが主演している。体型の変化や出産シーンをはじめ体を張った演技を披露している彼女に話を聞いた。
ブルゴワン:どうやったら“本当に妊娠している”と思ってもらえるかを考えました。役立ったのは、出産に10回ほど立ち会わせてもらったことです。助産師を助けるという役目で立ち会ったのですが、すばらしい体験でした。そこで見た妊婦さんたちの大変さを目に焼き付けて撮影に臨んだんです。
ブルゴワン:もちろん欲しいわ。出産してみたいです。もちろん、女優という仕事はお休みしないといけないけどね。
ブルゴワン:ええ、5キロくらいあったわ。毎日それをお腹に貼ってから撮影していたの。でも、はがすときに産毛まで全部抜けてしまったわ。
それから、胸にも“作り物の胸”を着けていたの。授乳シーンでは、細い管から本物のオッパイが流れるようになっていたんだけど、赤ちゃんが実際に私のオッパイを吸っているような感覚になって感動しました。
ブルゴワン:そうなの。あのシーンの撮影は数日続いたんだけど、あまりに呼吸をしすぎて、結局気絶してしまったの。でも、だからこそ、とても信憑性のあるシーンになったと思うわ。
ブルゴワン:子どもができるということは、大きな変化だと思います。自分の命や死についても責任感と連動して考えるようになるでしょうし、家族との関係など、今まで考えてこなかったようなことが一気に浮上してくると思うの。どんな母になればいいのかと自問自答する時期でもあるし。
確かに、出産や育児はすばらしいことだけど、戸惑いをもたらす出来事でもあると思うんです。祖父母の時代は離婚は良くないこととされていたので我慢していた部分があるんでしょうけど、現代では簡単に離婚してしまうんだと思います。
ブルゴワン:主人公・バルバラの場合は、いろんな問題を一気に引き受けちゃってます。自分のお母さんのことは信頼してないし、本当に頼れる友だちもいない。パートナーの二コラは優しいけれど子どもっぽいところがあって、まだまだ未熟。でも、2人の1番の問題点は、コミュニケーション不足だと思うの。爆発する最悪な状況になるまでコミュニケーションをとらないというのがとても不器用なやり方だと思うわ。バルバラがとても意味のある台詞──私たちは子どもができた途端、不平不満を言う権利がなくなるのね──を言っているけれど、そういうコミュニケーション不足が問題だと思うの。
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