1971年9月8日生まれ、イギリス出身。リッキー・ジャーベイスのコメディシリーズ『The Office』(01年〜03年)で人気を得る。またミステリードラマ『SHERLOCK(シャーロック)』(10年〜)でジョン・ワトソン医師を演じ、注目を集めている。主な出演映画は『ラブ・アクチュアリー』(03年)、『銀河ヒッチハイク・ガイド』(05年)、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(07年)など。
『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のピーター・ジャクソン監督が放つこの冬の話題作『ホビット』3部作。その第1弾となるのが12月14日より公開となった『ホビット 思いがけない冒険』だ。
ホビット族のビルボ・バギンズが魔法使いのガンダルフに誘われ、13人のドワーフたちと王国を取り戻すための危険な冒険に旅立つ物語だ。
主人公のビルボを演じるのはマーティン・フリーマン。コメディや舞台で活躍してきた演技派で、テレビシリーズ『SHERLOCK(シャーロック)』でジョン・ワトソン医師を演じ人気を博している。そのフリーマンに『ホビット 思いがけない冒険』について話を聞いた。
フリーマン:そんなことはまったくないよ(笑)。2本作ってしまったわけだから、あと1本くらいはさ(笑)。それに、ここまで来たからには、もう終わりに近付いたわけで、最後の最後まで物語を見届けたいとも思うから。
監督のピーター、脚本のフラン・ウォルシュとフィル(フィリッパ・ボウエン)を信じるしかないわけだしね。それから、なぜ3本目まで必要なのかという理由をピーターたちが説明してくれて、それを聞いて十分納得したんだよね。
フリーマン:彼は、最初若くて、ナイーブで、無垢なところから始まって、最後には、戦争を目撃するようなところまで辿り着く。非常に恐ろしい状況に直面するし、自分でも恐ろしいことをするわけだしね。そして友を失うけれど、彼はそこから抜けられないんだ。そうして彼は、非常に大きな変化を遂げるんだ。
(原作者の)トールキン自身も、第1次世界大戦で戦っているんだよ。
フリーマン:そうだね、彼は、中つ国のマイケル・コルレオーネ(『ゴッドファーザー』)みたいなものなんだ(笑)。
フリーマン:ジョージ・オーウェルだね。ジョージ・オーウェルには多大なる影響を受けたよ。
フリーマン:うーんと、そうだな。9歳になった頃にはもうレコードは買い始めていたんだよね。レゲエとかスカを主に聞いていた。それからR&Bとかソウルとかね。それから映画で言えば、子どもの頃は、マイケル・ケインが大好きだったんだ。本当にね。だけど、たぶん1番好きな映画と言えば、『ゴッドファーザー』だと思うよ。とりわけ最初の2本の『ゴッドファーザー』より優れた映画は考えらえないよね。それから『狼たちの午後』も大好きだ。そういう映画がきっかけで、俳優になりたいと思ったんだよね。
フリーマン:弱いところがあるのが好きだね。それでいて、勇敢なところも好きなんだ。彼のモラルの感覚も好きだ。それから基本的には良い人であるところも好きなんだ。良いホビットだと思うんだよね。表面に見えるよりも、内面的には複雑で深いものを抱えていると思う。だって彼は、単なるカウチポテトじゃなくて、カウチポテトでありながら危険な旅に出かける決意をしたようなホビットなわけだからね。命がけの旅をする決心をして、実際本当に命を失いそうにすらなるわけだしね。
フリーマン:最高だったよ。本当に素晴らしい俳優だからね。彼がいてくれることで、他の俳優の演技も良くなるんだよね。そういうタイプの俳優なんだ。リアクションも素晴らしいしね。自分のベッドルームで完璧に作り上げてきたものに縛り付けられてそれだけを演じているってタイプの俳優ではなくて、現場でオープンだし、他の人の演技にリアクションをしてくれるんだよね。だから、人が彼に言った台詞の言い回しというのが、彼の演技に影響するのが分かるんだよね。そして彼が言った台詞というのが、今度は僕の演技に影響するわけだからね。
共演をする上で大事なことは、本当にそれだけだからね。共演者の台詞をまるで聞いていないような演技というのには興味がないんだよね。だって僕が10通りの違う台詞回しをしても、その答えが全く同じだったら、僕が言ってること聞いてないってことだからね。だから、現場でオープンに臨機応変に演技をしてくれる人が好きなんだ。演技というのは、生きるか死ぬかではないからね。失敗したらまたやり直しできる。大きなことじゃないんだから。彼はそういう意味でも素晴らしい俳優だよ。
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