1981年2月17日生まれ、ロサンゼルス出身。子役として活躍、コロンビア大学に学んだ後、俳優業に復帰。『(500)日のサマー』(09年)で注目を集め、『G.I.ジョー』(09年)、『50/50 フィフティ・フィフティ』(11年)などの話題作で人気を博す。クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』(10年)、『ダークナイト ライジング』(12年)でスターとしての地位を確立。『LOOPER/ルーパー』(12年)では製作にも挑戦。その他『リンカーン』(12年)などに出演。
時空を超えて標的を始末する暗殺者の元に送られてきたのは、30年後の“自分”だった……。『LOOPER/ルーパー』は、これまでにないシチュエーションで興奮を誘うSFアクション映画だ。
凄腕暗殺者の主人公ジョーの若き日を演じるのは、『インセプション』(10年)や『ダークナイト ライジング』(12年)でブレイクしたジョセフ・ゴードン=レヴィット。30年後をブルース・ウィリスが演じている。若手注目株として人気を集めるゴードン=レヴィットに映画について話しを聞いた。
ゴードン=レヴィット:監督のライアン・ジョンソンとは、彼のデビュー作『BRICK ブリック』(05年)に出演して以来、すごく仲の良い友だちなんだ。『BRICK』の撮影が終わってからしばらくして、この映画のアイデアを僕に話してくれ、それ以来、2人でアイデアを温めてきた。でも、実際に製作するとなると大変で、試行錯誤を繰り返しているうちにブルース・ウィリスに脚本を読んでもらうところまでこぎ着けた。しかも彼がすごく気に入ってくれて、出演してくれることになったんだ。それが僕らにとっては、本当に勝利の瞬間だったんだ。おかげで映画作りが始動したんだよ。
ゴードン=レヴィット:タイムトラベルの物語で、僕の役は暗殺者だ。悪者が時空間を利用して殺人を犯す。過去に戻ってね。暴力が暴力を呼ぶという負の連鎖が引き起こされ、それが時空を超えてループする展開になる。物語の冒頭で、ループが閉じて未来の自分が送られてくる。未来で何かが起こったことを示唆してる。ループのシステムに問題が発生したんだ。でも僕の役は未来の自分の始末に失敗する。ブルース・ウィリスが演じた“未来の僕”は僕よりずっと強くて、僕は逃げた彼を捜すハメになる。ループを完結しないと自分の人生が終わるからだ。
ゴードン=レヴィット:実際に会ってみて印象的だったのは、映画で見るよりデカいこと。あんなにデカくて分厚いとは思わなかったよ。そして、すごく力強い。でも、物腰はその逆で、紳士的でおとなしくて品があって物静かな人なんだ。
ゴードン=レヴィット:彼女は最高だよ。彼女はもともとは洗練されたイギリス女性だけど、劇中ではカンザスの農場で悪漢風に銃をぶっ放すんだ。その見事な変身ぶりは痛快だったよ。
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