1969年8月18日生まれ、マサチューセッツ州出身。イェール大学に学び、デビュー前には大阪に暮らしていたことも。多数の舞台に出演後、『真実の行方』(96年)で多重人格の殺人容疑者役で映画デビュー、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞し一躍注目を集める。『世界中がアイ・ラヴ・ユー』(96年)『アメリカンヒストリーX』(98年)、『ファイトクラブ』(99年)、『ボーン・レガシー』(12年)などに出演。映画製作も行っており、『僕たちのアナ・バナナ』(00年)では監督もつとめている。
互いの孤独さに惹かれ合い愛を育んできた12歳のサムとスージーは、誰も知らない秘密の場所・ムーンライズ・キングダムを目指して駆け落ちすることに!
小さな恋人たちの“愛の逃避行”が小さな島を巻き込んだ大騒動に発展していく様子をユーモラスかつキュートに描いた『ムーンライズ・キングダム』。監督は、『ザ・ロイヤル・テネンバウム』(01年)、『ダージリン急行』(07年)など、オフビートなセンスあふれる個性的な作品を送り出してきたウェス・アンダーソン。そんな監督に惹かれ、ブルース・ウィリスやオスカー女優フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントンら人気俳優が大勢出演しているのも見どころのひとつだ。
真面目ながらも頼りないボーイスカウトの隊長を演じているエドワード・ノートンも、アンダーソン監督の作品に魅了されたひとり。イェール大学に学んだ秀才で、『アメリカン・ヒストリーX』(98年)、『ファイトクラブ』(99年)などで鮮烈な印象を放ってきた演技派だ。監督とは10年来の友人だというノートンに、映画について語ってもらった。
ノートン:1998年頃かな、彼の監督作『天才マックスの世界』を見て彼に手紙を書いたら、すごくいい返事をくれて、その後、彼が僕の芝居を見に来てくれて、そこからメールでやりとりするようになって、いつか何か一緒に出来るといいね、みたいなことは話していたんだ。でもあくまでも僕に合うような役を作るのは彼次第だし、今回こういうかたちで参加することができて、とても上手くいって満足している。
ノートン:さあ、どうだろう。彼とは長い付き合いだし、僕はよく旅をするんで彼にはポストカードをよく送るんだ。彼は僕がスキューバダイビングやパイロットをやることも知っているし、そういうところがこの役に繋がっているかもしれないけど。
ノートン:彼の映画で僕が一番好きなところなんだけど、彼の映画のキャラクターは、いつも何かに──友情だったり目的だったりに焦がれている。今回の脚本を読んだときも、それがしっかりと描かれていたからとても嬉しかったよ。
ノートン:そうだね、台詞はほぼ変更しないし、演技指導はとても具体的だったね。それに、全てではないけれど、ほとんどのシーンで絵コンテがあった。
ただ、「さあ、持てる力を持って好きに演じて欲しい。君の演技に合わせて映画をデザインするよ」なんて現場は滅多にないし、そんなんじゃいいものは作れない。よって、ウェス(・アンダーソン)のやり方は別に特殊ではないし、彼の場合、フレームのどこに何を配置して、音楽はこういう感じでブレンドしてという、コンビネーション的な具体性なんだ。
ノートン:実は、ウェスがなぜあの時代を舞台にしたのか、正直、理由は知らないんだ。多分、あの時代だと誰もがイノセントで懐かしく感じるし、オールドファッションぽくなって良くなるからだろうけど、僕はとても気に入っているよ。
ノートン:やはり信念だと思う。自分が本当に興味を持っていることに関して正直であること、幸運であればやりたい役を選択できるし、だいぶ前から、わざわざ興味がない映画に出演していると感じたことなんてない。これまでやってきた映画はどれも、自分でやりたいと思ったものばかりだ。
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