1982年4月30日生まれ、ニュージャージー州出身。3歳の頃からモデルとして活躍し、オムニバス映画『ニューヨーク・ストーリー』(89年)で映画デビュー。トムクルーズ、ブラッド・ピットと共演した『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94年)で高い評価を得て、『ヴァージン・スーサイズ』(99年)で人気を博す。『スパイダーマン』シリーズ(02年〜07年)のヒロインを演じ世界的にブレイク。主な出演作は『チアーズ!』(00年)、『マリー・アントワネット』(06年)など。
おデブでおブスな高校時代の同級生が、私より先に結婚することに。しかも相手はお金持ちのイケメン! 人生の不条理に憤る売れ残り元・美女軍団3人が、結婚前夜のパーティーでハジけすぎてしまう様子を描いたガールズコメディが『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』だ。
学生時代はコワいほどモテモテで、才色兼備なのに結婚できない主人公を演じたのはキルスティン・ダンスト。『スパイダーマン』シリーズ(02年〜07年)のヒロイン、メリー・ジェーン役としても知られる実力派女優だ。完璧を求めすぎて幸せを遠ざけている女性を楽しげに演じた彼女に、映画について、そして結婚観について語ってもらった。
ダンスト:しばらくコメディから離れていたので、楽しいコメディを演じたかったの。脚本をもらって、とても役が気に入ったわ。なぜなら、今までやった役とはちょっと違っていたし、ビッチ(悪女)でクレイジーなキャラクターを演じるのは楽しいから。“良い人”でいる必要がないのは、とても楽しいことよ。
ダンスト:この作品は(インディペンデント系作品だったので)ものすごく早く撮影しないといけなかったの。撮影は1ヵ月をちょっと欠けるくらいだけど、素晴らしい時間を過ごせたわ。しばらくコメディをやっていなかったから少し心配だったけど、どの映画でも最初の数日間はナーバスになるものなの。一度、感じをつかんだ後は大丈夫だった。
ダンスト:大きな映画では、エネルギーを必要とすることが時々あるわ。なぜなら、もっと時間をかけて撮影するし、何テイクも撮影するから。でもこういったインディペンデント映画だと、みんなが早く動かないといけないし、自分でなんでもやらないといけないの。インディペンデント映画の方がもっと自然発生的に仕事をする感じね。それとインディペンデント映画の方がもっとストーリーやキャラクターでいろんなことを試すことができるわ。クリエイティブな面で、もっと自由があるの。
それに、どこの(メジャー)スタジオも、こういう映画は作らない。女の子たちがこういう振る舞いをしたり、ドラッグをやったり、酔っぱらったりする映画はね。
ダンスト:レーガンは……私とは違うわね。とってもキッチリしていて「私はこれをやったし、これとこれをやったから、次はこれが起きるべき」といった感じで、とても目的がはっきりしている。だから物事のコントロールが効かなくなるととてもクレイジーになるの。私は彼女には同意しないけど、自分のなかにあるすべての怒りや失望といった感情をこの役に注ぐことは楽しかったし、人々を怒鳴る役を演じられるのはとても楽しかったわ(笑)。こういったちょっとクレイジーな女性を演じるのは楽しかった。
ダンスト:アメリカでも間違いなく同じことが起きているわね。私と同じ歳で結婚した友だちは1人だけ。あとは全員未婚だわ。そして仕事を持っているの。
ダンスト:いいえ。私は親友のメイド・オブ・オナー(花嫁に付き添う未婚の女性)だったの。私は彼女の夫がとても大好きで、自分の家族のように感じているわ。だから、映画のようなことはしない。私は友人たちの結婚をとても喜んでいるの。私のなかに嫉妬はないわ。この映画の私のキャラクターみたいなことはないの(笑)。
ダンスト:好きな人たちと仕事がしたいわ。私には仕事をしたい監督や役者たちがいる。私が大好きな監督は、クエンティン・タランティーノよ。彼とはぜひ仕事がしたいわ。
ダンスト:いいえ。彼のためなら何でもやるわ。
ダンスト:あるわ。日本は大好きだし、何度も行っている。ショッピングも食べ物も大好き。幸運なことに京都にも行って、桜のシーズンにいくつかお寺を見たわ。とても美しかった。そして電車から富士山を見たの。いつも日本ではとてもいい時間を過ごすわ。日本に行くのは大好きよ。
ダンスト:女の子にとっては楽しい映画よ。でも私の25歳の弟もこの映画が大好きだった。彼はとても楽しんで見ていたわ。男の人たちは女の子がちょっとクレイジーになるのを見るのが好きだと思う。だからグループで見に行くと楽しい映画ね。土曜日の夜に見るのにちょうどいい映画よ。私もそういった映画が好き。大勢で楽しんで見る映画がね。これはそういった作品だと思うわ。
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