1998年7月8日生まれ。俳優ウィル・スミスと女優ジェイダ・ピンケット=スミスの間に生まれる。父の主演作『幸せのちから』(06年)でスクリーンデビューし注目を集める。主な出演作はキアヌ・リーヴス主演作『地球が静止する日』(08年)、『ベスト・キッド』(10年)、『アフター・アース』(13年)。
日本でも人気のトップスター、ウィル・スミスを父に、女優ジェイダ・ピンケット=スミスを母にもつジェイデン・スミス。ウィルと父子役を演じた感動作『幸せのちから』(06年)でスクリーンデビューし、『地球が静止する日』(08年)ではキアヌ・リーヴスと、『ベスト・キッド』(10年)ではジャッキー・チェンと共演、俳優として着実な成長を見せている彼が、再び父ウィルと共演した作品が『アフター・アース』だ。
劇中でジェイデンが扮するのは、英雄である兵士の父サイファ(ウィル・スミス)との間に溝を感じている息子キタイ。実生活ではとても仲の良い父と“確執のある親子”を演じた彼に話を聞いた。
ジェイデン:人類が地球を去ってから1000年後の世界が舞台になっているんだ。そして、僕が演じているキタイと父親のサイファが、危険な惑星と化している地球に不時着してしまう。2人は協力し合って地球から脱出しなければならないんだ。
ジェイデン:世界中をまわって作品のプロモーションをするのも好きだし、世界各地で撮影をするのも好きだよ。作品に現実味が加わると思う。これは本当に起きていることだ、ってね。
ジェイデン:ワイヤーをつけて木登りをしたんだ。だからすごく高いところまで登ることができた。ただ、そこから落下しなければいけなかったのはあまり嬉しくなかった。また、木の上にいたサルが僕のことをずっと見ていたよ。最初にクルーがあの場所に入っていったときには、サルたちが「ここは俺たちの縄張りだ」って感じですごく怒っていたんだ。コスタリカのサルは縄張りを守るために、自分の手のなかに糞をして、それを投げつけてくるんだ。本当だよ。
ジェイデン:パパは仕事に対してすごく真面目なんだ。ものすごく真面目に取り組む。仕事のやり方もちゃんとわかっているし、それがきちんとできていないときもちゃんとわかっているんだ。
ジェイデン:キタイと僕はよく似ているよ。ほとんど同じと言ってもいいくらいだ。いつの時代にも同じような人たちはいる。たとえば今の時代には僕とパパがいる。映画の最後に、キタイが父親に、「パパ。僕、これできるよ」って何かをして見せるシーンがある。僕はこの映画の撮影を通して、「パパ。僕、これできるよ」って言っているんだ。だから、キタイも僕もまったく同じことをやっているんだよ。
ジェイデン:劇中では、地球は宇宙上でおそらく一番人間が生きにくい場所として描かれているけれど、大抵の場所では、カトラスとスーツがあれば生きていくことができるよ。キタイはまだ一人前の兵士にはなっていなくて、だからカトラスも剣とか斧とか、9つくらいの形にしか変化しかない。でも、兵士のカトラスは24もの形に変化するんだ。だから映画のなかで父親のサイファが、「キタイ。俺のカトラスを持ってろ。必要になったらどの形状を使ってもいいから」って言うんだ。枝を切り落としたいときも、自分の身を守るために戦うときも、カトラスを使えばいい。おそらく火を起こすのに使うこともできる。なんでもできちゃうものなんだ。
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