1943年8月17日生まれ。ニューヨーク州ニューヨーク市出身。少年時代から俳優を目指し、名門アクターズ・スタジオなどで演技を学ぶ。『御婚礼/ザ・ウェディング・パーティー』(69年・未)、『ミーン・ストリート』(73年)などで注目を集め、『ゴッドファーザー PARTII』(74年)でアカデミー助演男優賞を受賞。再びスコセッシと組んだ『タクシードライバー』(76年)の主人公トラヴィス役で世界中に衝撃を与えた。『レイジング・ブル』(80年)でアカデミー主演男優賞を受賞。『ブロンクス物語/愛につつまれた街』(93年)、『グッド・シェパード』(06年)では監督業にも挑戦。その他の主な出演作は『恋におちて』(84年)、『アンタッチャブル』(87年)、『カジノ』『ヒート』(共に95年)、『世界にひとつのプレイブック』(12年)など。
フランスのノルマンディー地方の片田舎に引っ越してきたアメリカ人ファミリー。一見、普通の人々に見える彼らは、とてつもない秘密を隠していた!
マフィアのファミリーと本物のファミリーが仁義なきバトルを繰り広げる痛快エンターテインメント『マラヴィータ』は、巨匠マーティン・スコセッシが製作し、ロバート・デ・ニーロが主演。名作『タクシードライバー』(76年)でタッグを組んだ2人に加え、監督をリュック・ベッソンがつとめた豪華な作品だ。
主人公は、元マフィアのボスで、今はFBIの証人保護プログラムの下、偽名を名乗って家族共々、フランスの隠れ家で暮らすフレッド。かんしゃく持ちだが、ノルマンディーのコミュニティに溶け込もうと頑張る父親を演じたデ・ニーロに、本作について話を聞いた。
デ・ニーロ:小説の語り口を持つマフィア映画で、とても珍しいと思った。ニューヨークのマフィアのボスだった主人公は、仲間のことを警察に密告したため、家族と一緒に証人保護プログラムに入ってフランスに送られる。ところが行く先々で困った状況に追い込まれる。その状況は少し非現実的に見えるが、キャラクターはとてもリアルで共感できるんだ。
デ・ニーロ:この『マラヴィータ』のように、人間がきちんと描かれていることが重要なんだと思う。今回も設定や人間に、リアリティを持たせるのが大切なんだ。きちんと地に足がついていることがね。
デ・ニーロ:そうだね。だから、本作のために『グッドフェローズ』のDVDを見直したんだ。主人公のヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)やほかのキャラクターたちとのインタビューとか、今まで見てなかったものがたくさん入っていた。あの作品は、映画の最後で実験的なことをやっていたから、確認したかったんだ。
デ・ニーロ:マフィアに限らず、とりわけ、特殊な人生を送ってきた人たちは、それを口外できない場合はなおさら、自身がやってきたことや人生について、誰かに評価してほしい、認めてほしいと思うんじゃないかな。客観的に検証してみたくもなる。自分たちの立場から見て、それが周りから言われているほど悪いものだったのかどうか、語りたいのだと思うよ。
デ・ニーロ:ひとつ言えるのは、どんな職業でも同じで、一緒に仕事する仲間がいる。どんなビジネスでも、どんなコミュニティでも、当然のことだね。グループなしでは、仕事は成り立たないと思っているよ。
デ・ニーロ:今回の映画はとても面白い試みで、何が起こるかはわからない。でも好意的に受け取ってもらえると嬉しいね。物語がユニークで面白いから。僕もどういう結果になるか、とても楽しみにしているんだ。
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