2005年、アメリカ、ペンシルバニア州生まれ。4歳の頃から、母親であり演技のコーチでもあるヴァレンタイン・アプリールがオナタのために作ったウェブ用の映像作品「Hello Petula!」で演技をするようになる。その後、テレビシリーズ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(10年)、短編映画『Choose』(11年/未)と『Twist』(11年/未)、『The History of Future Folk』(12年/未)、シエナ・ミラー主演、ニック・カサヴェテス監督の『Yellow』(12年/未)などに出演する。最新作は、『Almost Family』(13年/未)。子役を超えた“女優”として、将来が最も期待される1人である。
『メイジーの瞳』オナタ・アプリール、スコット・マクギー&デヴィッド・シーゲル監督 インタビュー
血縁を超えた新たな家族のあり方を見せてくれた3人
自分のことに忙しくてケンカばかりのパパとママ。ニューヨークに暮らす6歳の少女メイジーは、自分勝手な両親よりも、いつもそばにいて温かく見守ってくれる母の再婚相手リンカーンとベビーシッターのマーゴとの暮らしに安らぎを見出し……。
健気な少女の眼差しを通じて欠点だらけの人間の愛おしさを描いた『メイジーの瞳』は、これまでにない新たな家族の姿を見せてくれる作品でもある。
物語の核となる少女メイジーを演じたのはオナタ・アプリール。子役らしからぬ自然体の演技で見る者を魅了する彼女と、スコット・マクギー&デヴィッド・シーゲル監督に話を聞いた。
オナタ:いつも、「彼女(メイジー)だったらどうかな」と考えながら演じていました。
オナタ:う〜ん……。お母さんに教えてもらったのは、私がその人の立場だったらどう考えるかということと、気持ちを集中させることです。それから、お母さんは優しいコーチでした(笑)。
オナタ:ほとんど知らなかったけれど、おばあちゃんが鎌倉に住んでいたことは知っています。
オナタ:演技はずっと続けていきたいです。
シーゲル:今、彼女はとても普通の生活を営めていると思います。だから大丈夫じゃないかな。僕は彼女と一緒にクリエイティブな経験をしました。オナタは好奇心にあふれていて、そのクリエイティブな経験を楽しんでくれたと思います。映画作りは大変な作業と言われ、それを楽しめる心が必要。彼女なら大丈夫じゃないかな。
マクギー:彼女はとても賢いし、守ってくれるお母さんがいるから、僕も大丈夫だと思いますよ。
マクギー:実は脚本を読むまで原作を読んだことはありませんでした。モダンな物語だと思いましたが、映画に比べると原作は悲観的で、メイジーはシニカルな少女に成長していきます。映画は、原作より楽観的に家族のあり方を描いていると思います。
シーゲル:僕たちが脚本を書いたわけではないので、個人的な思い入れはあまりないんです。ただ、普遍性のあるテーマだなと思いましたね。
マクギー:ある意味、古典的な家族とは違う家族を描いていますが、メイジーは自分を愛してくれる人を探し、自身自身で判断して、新たな“家族”を作っていく。そういった部分がとても気に入りました。
マクギー:(日本語で)2年間、日本に住んでいました。最初は高校時代に留学で、1年間滋賀県に。それから大学卒業後にもう1年間英語の先生をしていました。そのときも、滋賀県に住んでいました。
マクギー:(はにかんで首を横に振りながら)もうほとんど忘れてしまっています……。
(text&photo 編集部)
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