『アメイジング・スパイダーマン2』エマ・ストーン インタビュー

恋人役のガーフィールドを私生活でも交際中のストーンが大絶賛!

#エマ・ストーン

アンドリュー・ガーフィールドと一緒に仕事をすることで多くのことを学んでいる

全世界で7億5千万ドルの興行収入を獲得し、46ヵ国で初登場1位を記録した大ヒット作続編となる『アメイジング・スパイダーマン2』が4月25日より公開された。

今回、スパイダーマンの前に立ちはだかるのは、エレクトロ、グリーン・ゴブリン、ライノの史上最強の3敵。そして、スパイダーマン(=ピーター)の幼なじみである巨大企業オズコープ社の御曹司ハリーとの再会から始まる予期せぬ展開……。なぜオズコープ社はピーターを幼い頃から監視し続けてきたのか? なぜ強敵たちはスパイダーマンに襲いかかるのか? 最大の危機に直面したスパイダーマンの秘密と戦いが描かれていく。

本作で主人公スパイダーマンを演じたのは、前作同様、アンドリュー・ガーフィールド。その恋人グウェン役もエマ・ストーンが続投している。実生活でもガーフィールドと交際中のストーンに、映画について、そしてガーフィールドについて聞いた。

──前作に続いての出演ですが、感想は?

ストーン:2作品続いて同じ人たちと一緒に仕事をして同じキャラクターを演じるのは今回が初めて。とても楽しめました。

──役にはすんなり入り込めましたか?

ストーン:ええ。前作に比べ本作ではグウェンは大きく成長しています。私にとっても、前回21歳で彼女を演じてから24歳までの期間は人生において大事な期間でしたから、グウェンの成長はありがたかったです。演じるにあたり、20代前半の人間として知っていることを、すべて役に投じることができました。

──アンドリュー・ガーフィールドが演じるピーター(スパイダーマン)との関係は変化したんですか?

ストーン:ピーターは、グウェンに近づかないことを誓いました。彼女もそのことを承知していますが、ピーターと一緒にいることに対し、ピーターよりも堂々としています。人生は短いし2人はお互いに愛し合っているのだから、と。ピーターは、グウェンよりもずっと葛藤しているので、全編を通して2人の間の空気が張りつめています。

──アンドリュー・ガーフィールドと共演した感想は?
エマ・ストーン(左)とアンドリュー・ガーフィールド(右)

ストーン:彼はいろいろなことにとても気を配るし、ものすごい才能を持っています。キャラクターにものすごい深みを与えていますし、彼にとってはすべてのことが何かしらの意味を持っています。何一つとして見逃さない。毎日が全力投球なんです。これほど人々に愛されているキャラクターを演じる役者として、これ以上は望めない、という人です。
 彼と一緒に仕事をすることで本当に多くのことを学んでいます。彼は準備を万端に整えてくるし、とても緻密であると同時にとても勇敢なんです。アンドリューとの共演は、いつもワクワクでいっぱいです。今は1作目のときよりも、彼とまた共演したいと思うようになりました。というのも彼の能力をさらに目の当たりにしたからです。これ以前に共演した映画ではそういう彼を見たことがなかったし、今回はいろいろと演技する彼を見て、素晴らしい能力を持っていることが分かりました。そういう俳優と共演できるということは、非常に光栄なことだと思います。

人々に驚きと自信を与える映画に関わることができて、非常に光栄
──今回登場する3つの強敵の1人、グリーン・ゴブリンであり、ピーターの幼なじみでもあるハリー・オズボーンを期待の新星デイン・デハーンが演じています。彼との共演はいかがでしたか? レオナルド・ディカプリオの再来と呼ばれている逸材ですが。
来日記者会見でのエマ・ストーン(左から2番目)

ストーン:共演シーンは短いシーンでしたが、デインは信じられないくらいの才能の持ち主です。驚かされました。それまで彼のことは『クロニクル』(12年)で見ただけでしたが、『クロニクル』は大好きな作品です。だから以前から彼のファンでしたが、今では大ファンです。

──さらに強敵の1人エレクトロをオスカー俳優のジェイミー・フォックスが演じていますね。

ストーン:みんな知っていると思いますが、彼は本当に素晴らしい俳優です。彼ともいくつかのシーンで共演しましたが、本当に愉快な人で、いつも皆を大笑いさせていました。彼のおかげで現場がとても明るい雰囲気になるんです。これ以上は望めないほど。どこにいても彼はスターなんです。とても楽しい人で、いつも歌ったり踊ったりしていて、真のエンタテイナーでした。それにすごくやる気満々で、撮影準備バッチリっていう人が仕事にいるということが、とても楽しかったです。

ロンドンプレミアでのエマ・ストーン(左)

──ニューヨークでの撮影はいかがでしたか?

ストーン:素晴らしかったですよ。スパイダーマンを見かけると、みんな大騒ぎ。スパイダーマンを見て大興奮し「本物のスパイダーマンだ!」って。叫ぶ人や写真を撮る人たちが大勢いて、あちこちにバリケードが作られました。とにかく最高でした。『アメイジング・スパイダーマン2』は、まさにニューヨークの映画ですし、ニューヨークの街自体がひとつのキャラクターのようになっています。スパイダーマンは典型的なニューヨークのスーパーヒーローですから、完璧でした。非の打ちどころがありません。

── 『アメイジング・スパイダーマン』シリーズはあなたにとってどんな存在ですか?

ストーン:私の人生をとても大きく変えた重要な作品です。子ども、大人に関わらず、大勢の人がスパイダーマンから影響を受けています。人々の人生に驚きと自信を与えています。そういう映画に関わることができて、非常に光栄に感じています。

──最後に、映画の見どころをお願いします。

ストーン:生命が溢れていて、ジェットコースターみたいな感じの作品です。アクション、ロマンス、コメディなど楽しさ満点の作品で、期待している要素がこの1本にみんな詰まっているはず。絶対、見たほうがいいですよ。

エマ・ストーン
エマ・ストーン
Emma Stone

1988年11月6日、アメリカ・アリゾナ州生まれ。04年にタレント発掘番組に出演し、女優としてのキャリアをスタート。10年『小悪魔はなぜモテる?!』に初主演し、第68回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネート。『アメイジング・スパイダーマン』シリーでヒロインを演じ注目を集め、2014年の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で第87回アカデミー賞助演女優賞などにノミネート。16年の『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞。

エマ・ストーン
アメイジング・スパイダーマン2
2014年4月19日より角川シネマ有楽町ほかにて全国公開
[監督]マーク・ウェブ
[出演]アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、サリー・フィールド、ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン
[原題]THE AMAZING SPIDER-MAN 2
[DATA]ソニー・ピクチャーズ

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