1989年12月16日生まれ。千葉県出身。雑誌「Seventeen」や「non-no」のモデルとして人気を博す。映画デビューは『春の居場所』(05年)で、『音楽人』(10年)で映画初主演。テレビドラマ『荒川アンダー ザ ブリッジ』(11年)、『あぽやん〜走る国際空港』(13年)、『安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜』(13年)、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(14年)や、映画『君に届け』(10年)、『ツナグ』(12年)、『100回泣くこと』(13年)などに出演。
深夜ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ、『コドモ警察』などで知られるヒットメーカー・福田雄一監督。脱力感あふれる設定・演出で人気の彼の最新作は、5人の女子が活躍する女子の戦隊ヒーローもの『女子ーズ』だ。桐谷美玲をはじめ、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で一躍人気を得た高畑充希、同じくNHKドラマ『あまちゃん』の有村架純をはじめ藤井美菜、山本美月とホットな若手女優が勢ぞろいしたことでも話題を集めている。
生真面目なリーダー・レッド、戦いは二の次のギャルなブルー、極貧なイエロー、日頃の言動も芝居がかった劇団員のグリーン、超お金持ちのお嬢様ネイビーから成る“女子ーズ”が悪に立ち向かう……はずが、恋に仕事にヤボ用に忙しく、なかなか揃って戦えないという、福田監督ならではのユル〜い展開で笑いを誘う。
本作で、まとまらない仲間を率いて戦いに挑もうとする責任感あふれるレッドこと赤木直子を演じた桐谷に映画の見どころなどを語ってもらった。
桐谷:そうですね〜。なんだ、これは!っていう感じでした、最初は。でも、(脚本を)読んでいて面白いし、福田さんとは前にご一緒したことがあったんですけど、そのときもすごく面白かったし、作品ももちろん見ているので、また一緒にできるんだなっていうのは嬉しかったです。女子で戦隊ヒーローになれるって、あんまりないですよね? なので、ちょっとした憧れがあったので、(戦隊ヒーローに)なれるっていう喜びというのはすごくありました。ただ、どうやってこれを映像化するんだろう?とは思いましたね。
桐谷:ヒーロー口調で喋るというのをやったことがないので、どのくらいヒーロー口調なんだろう?とは思いました。で、顔合わせのときにちょっと読み合わせもしたんですよ、リハーサルも兼ねて。そのときにすごいウザいくらい熱くと言われ、何パターンかやって、そういう感じ!と言っていただき、そこから方向性が見えてきたかなって感じです。
桐谷:そうですね。声を張り上げて強く喋ったほうがレッドには合っている、とか。
桐谷:私も大学のときの友だち5人で仲がいいんですけど、やっぱりなかなか揃わないんですよ。本当バラバラで、ちょっとした予定というか、最近はみんな仕事をしているというのもあって、電話したら「あ。寝てた〜」とか。わかりますね、女性の空気感みたいなもの。
桐谷:なんか、少しずつみんな「みんながやってくれるからいいや」とか「誰かやるからいいでしょ〜」って思っているところかな。そういう“甘え”って、みなさん、ありますよね?
桐谷:(戦隊ヒーローの)スーツが寒かったですね。3月中旬に撮っていたので、まだそんなに暖かくはなかったんですよ。あのスーツ、意外にペラペラで。すごくカッコよくは作っていただいてるんですけど……。あと、ヘルメットも重かったですね。走ると揺れるんです。
それから、佐藤二朗さんの演技がおかしくて、撮影中に笑ってNGを出しちゃったこともありました。みんなも耐えられないらしくて、ヘンに下向いているところは実際に笑っていて、そのまま(映画に)使われてました。監督には「耐えられなくなったら下向いて」って言われました。
桐谷:何か特別に盛り上がったというよりも、みんなで常にお喋りしていました。
桐谷:声を張り上げるとか、こういう感じの役はあまりやったことがなかったですし、福田さんならではの微妙なニュアンスの演出っていうのに、慣れるまではどう対応していけばいいのかっていうのはありました。でも、福田さんは隣でやって見せてくれるんです「こういう感じ!」って。それで、なるほどなって。
桐谷:コメディの経験ができたのは、すごくよかったかなと思います。恥を捨て、自分をさらけ出すことです。
桐谷:う〜ん、レッドなのかなぁ。多分、私に合わせて台本を書いてくださったところもあると思うので、レッドなんじゃないかなと思います。
桐谷:私が仕事に行かないといろんな人に迷惑をかけちゃうので、う〜ん……。
桐谷:本当に女子だからわかるといったところがたくさんあると思うし、本当はこうしたいのに!っていう……(例えば)美容室行きたいとか、セール中とか、先にデートしたいとか、無理に戦いたくないとかに共感してもらいたいですね。
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