1970年11月6日生まれ、アメリカのテキサス州出身。14歳のときに『エクスプロラーズ』(85年)で映画デビュー。以降『いまを生きる』(89年)、『生きてこそ』(93年)、『リアリティ・バイツ』(94年)、『恋人までの距離(ディスタンス)』(95年)、『ガタカ』(97年)、『ハムレット』(00年)などに出演。『チェルシーホテル』(01年)では監督デビューし、同年『トレーニング デイ』でアカデミー助演男優賞候補に。その他『ビフォア・サンセット』(兼脚本/04年)、『ロード・オブ・ウォー』(05年)、『痛いほどきみが好きなのに』(兼原作/脚本/監督/06年)、『その土曜日、7時58分』(07年)、『フッテージ』(12年)、『ビフォア・ミッドナイト』(兼脚本/13年)などに出演。
『マトリックス』シリーズを手がけた名プロデューサー、ジョエル・シルバーが製作総指揮をつとめた『ゲッタウェイ スーパースネーク』。カー・マニア垂涎もののシェルビー・マスタングGT500スーパースネークが大暴走を繰り広げる興奮のカー・アクション映画だ。
妻を誘拐された元プロ・レーサーが、妻を取り戻すために謎の男に指示されるまま、マスタングを猛スピードで暴走させることに。警察に追われながらも走り続けるしかない彼が、思いもよらない陰謀へと突っ込んでいく様子が、ど派手なカーアクションと共に描かれ手に汗握る。
市内を大混乱に陥らせながらもハンドルを握り続けるしかない主人公を演じるのは、80年代からトップスターの座を維持し続ける演技派イーサン・ホーク。『恋人までの距離(ディスタンス)』(95年)のロマンチックな役柄から『トレーニング デイ』(01年)、『クロッシング』(09年)などのアクションまで守備範囲も広い彼に、本作の見どころなどを語ってもらった。
ホーク:主人公に関わる場面は、すべて同じ車のシート内で展開するんだ。だから撮影中はわずかしか身動きが取れない状態だ。そんななかで感情を掘り下げて表現するのは面白かったよ。
スタントについては、監督のコートニー・ソロモンが前夜に撮影したスタントをeメールで説明してくれた。あんな経験は初めてだったよ。おかげで仕事がとてもやりやすくなった。僕たちがやったことにスタントを合わせるんじゃなく、スタント撮影でやったことに演技を合わせればいいんだからね。まったく理にかなったやり方さ。
ホーク:僕の演じる主人公ブレント・マグナは、レース界から脱落して、ヨーロッパで新しく出直そうとしている。かつての栄光を思い返したりもするんだけれど、今は大好きな女性と新しい人生に踏み出して幸福だ。そのすべてが突如として危険にさらされることになるんだ。
ホーク:(『恋人までの距離』の続編である)『ビフォア・ミッドナイト』には興味がなくて、(90年代の青春群像劇)『リアリティ・バイツ』って何?っていう若い人たちが楽しむ作品に出てみたいと思ったんだ。
ホーク:セレーナは全くすばらしいよ。いろいろな意味で、彼女の役は僕のより難しいんだ。僕の役の動機は実に単純さ。妻を取り戻したいから指示されたことをやる。反撃方法を見つけるために面倒な手順を踏むのは、すべてセレーナの仕事だ。自分だけで考えてたら、主人公のブレントはきっと死んでしまって、妻も同じことになるだろう。ひよっ子こそが、多くの意味でこの映画のエンジンなんだ。
ホーク:自分はカメレオン俳優にはなれないので、代わりに様々なジャンルの作品に出演するように心がけているんだ。ホラーのことは分からないけれど、ホラーを愛していて才能があるスコット・デリクソン(※1)のことは知っている。同じように素晴らしいドラマを撮る才能を持つリチャード・リンクレーター(※2)のことは知っている。僕は彼らのような才能ある人を追いかければ良いんだ。俳優を続けて、人々に印象をのこすためには、とにかく辛くてもあらゆることに挑戦することだよ
※1 スコット・デリクソン:イーサン・ホーク主演のホラー『フッテージ』(12年)の監督
※2 リチャード・リンクレーター:イーサン・ホークの代表作でもある『恋人までの距離』(95年)、『ビフォア・サンセット』(04年)、『ビフォア・ミッドナイト』(13年)の監督
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