『アマゾン大冒険〜世界最大のジャングルを探検しよう!〜』田中直樹インタビュー

子ザルの大冒険にハラハラドキドキ! アマゾンの魅力を動物大好きな田中直樹が語る

#田中直樹

アマゾンの魅力が爆発している

流域面積が世界最大のアマゾン川。その流域に広がる熱帯雨林も世界最大で、地球上の熱帯雨林の30%を占める。多くの生物の宝庫でもあるこのアマゾンを舞台にしたアドベンチャー作品が『アマゾン大冒険〜世界最大のジャングルを探検しよう!〜』だ。

人間に飼われていたフサオマキザルの子ども“サイ”がアマゾンに迷い込み、様々な冒険を通してアマゾンを体験していく様子を描き出す。

この映画の日本版ナビゲーターとしてナレーションを担当しているココリコの田中直樹に、本作の魅力について語ってもらった。

──まずは『アマゾン大冒険』の魅力を教えて下さい。

田中:生き物は生きることに真っ直ぐです。フサオマキザルのサイ君を中心に登場する多種多様な生き物たち、全ての生き物が生きることに真っ直ぐです。僕はそこに感動します。アマゾンの魅力が爆発している映画だと思います。

──動物好きで知られる田中さんですが、一番好きな動物は何ですか?

田中:サメです。500種程いると言われている。その幅の広さに惹かれます。22cm程のツラナガコビトザメもいれば、12〜13mのジンベイザメもいたりと、大きさの幅広さも好きです。そして何よりもサメのフォルムが大好きです

──では、本作のなかで特に気になった動物、気に入った動物を教えて下さいますか?

田中:映画の主人公であるフサオマキザルの適応能力やコミュニケーション能力はすごいなぁと改めて思いました。あと、個人的にアマゾンで「ジャガー」を生で見たいという思いがあるので、ジャガーが出てくると心拍数が上がります。

──アマゾンに行ったことはありますか?

田中:行ったことがありません。ペルーには仕事で行かせていただいた事があり「この先にアマゾンが広がっているのか……」と思いを馳せたことはあります。そしてアマゾンのような秘境にはまだ行ったことがないので、とにかく死ぬまでにアマゾンには行ってみたいと思っています。

モテる前に死んでしまったら元も子もない
──今までで一番驚かされた動物は何ですか?

田中:インドネシアのスラウェシ島などに生息する「バビルサ」です。オスは上の犬歯が長ければ長い程、メスにモテると言われているのですが、その犬歯(いわゆる牙)が伸び過ぎて湾曲し、頭がい骨に刺さっている個体がいたので、モテる前に死んでしまったら元も子もないと思いました。

『アマゾン大冒険〜世界最大のジャングルを探検しよう!〜』 (C) 2013 BILOBA Films - GULLANE - GEDEON Programmes - France 2 Cinema - GLOBO Filmes - IMOVISION - LE PACTE

──田中さんは2人のお子さんのパパでもありますが、今まで出会ったなかでお子さんにも見せてあげたいと思った珍しい動物はいますか?

田中:僕自身も(実際に)見たことがないんですが、地球上最大の生き物、シロナガスクジラは見てほしいと思います。同じ哺乳類でこんなに大きな生き物がいるんだと自分の目で見て感じて欲しいですね。

──本作は子どもたちが楽しめる映画ですよね。

田中:木に登るのがうまかったり、隠れるのがうまかったり、はたまた毒を持っていたり、アマゾンにはオモシロイ生き物たちがたくさんいます。この映画で気になった生き物をもっと深く調べてみてもオモシロイかもしれませんね。

──では、そのパパやママに向けてのメッセージは?

田中:日本にはいない、なかなか見られない生き物がたくさん出て来ます。生き物を通してアマゾン、更には地球の魅力に触れてみませんか?

田中直樹
田中直樹
たなか・なおき

1971年4月26日生まれ。大阪府出身。お笑いコンビ「ココリコ」として活躍する一方、俳優としても人気を得る。三谷幸喜監督の『みんなのいえ』(01年)に主演したほか、映画『逆境ナイン』(05年)、『チーム・バチスタの栄光』(08年)、『おかえり、はやぶさ』(12年)やドラマ『プラチナタウン』(12年)、『アリスの棘』(14年)などに出演。

田中直樹
アマゾン大冒険〜世界最大のジャングルを探検しよう!〜
2015年1月17日より公開
[監督]ティエリー・ラコベール
[原題]AMAZONIA
[DATA]2013年/フランス、ブラジル/クロックワークス/83分

(C) 2013 BILOBA Films - GULLANE - GEDEON Programmes - France 2 Cinema - GLOBO Filmes - IMOVISION - LE PACTE