1985年4月13日生まれ。熊本県出身。2014年に「週刊ポスト」(小学館)のグラビア企画「謎の美女シリーズ『祥子の事。』」で約1年間、素性を明かさず連載を続け、話題を集める。本作で映画初出演にして初主演を果たす。
「週刊ポスト」の人気グラビア企画「謎の美女シリーズ」で話題を呼んだ祥子。彼女がオールヌードで大胆な濡れ場に挑んだ映画『D坂の殺人事件』が公開を迎える。
これまで一切の素性を明かしていなかった祥子だが、劇中では、憂いある姿で、緊縛されるSMシーンを披露するなどポテンシャルの高さを発揮した。演技初挑戦にして「安心して脱げました」と笑顔で語った彼女の素顔に迫る。
祥子:最初に聞いたときは、有名な江戸川乱歩さんの作品に主演で出られることに喜びと興奮が入り混じった気持ちでした。でも冷静になると、初めてのことばかりなので「どうしよう」という不安が大きくなってきましたね。ただ、素晴らしい共演者の方々に色々アドバイスをしていただけたので、どんどん気持ちが盛り上がり、安心して撮影に臨めました。
祥子:「とにかくやろう!」という意気込みだけでした。スタッフの皆さんからも「支えるから」というお言葉をいただいていましたので、安心して脱げましたし、気持ちよくやろうという思いでいっぱいでした。
祥子:実際やるまではハードなイメージがあったのですが、いざ縛られてみると悪くないというか、心地よいものでした(笑)。相手を喜ばしたり興奮させる材料としてはいいものなんだなって思いました。
祥子:台本を読んで(祥子が演じる)悦子の感情がどの場面でどういう動きをするのかを頭に叩き込み、カメラの前で喜怒哀楽が自然に出るようにと言われました。「祥子=悦子」だと洗脳された感じですね。
祥子:過去の映画などをじっくり見て、家で練習しました。
祥子:(五社英雄監督の)『吉原炎上』なんかを見ました。女性と女性の絡みのシーンとかをリアルに男性に置きかえてみたり……。
祥子:素直に嬉しいです。女として生まれたからには色っぽくありたいですし、綺麗でいたいという気持ちはありますから。
祥子:自覚はないのですが、友だちと食事をしているときに小さく咳込んだりすると「色っぽいね」って言われたことがあり、そうなのかな?って思ったことがあるんです。高校生の時、男性とお付き合いし始めたころからかな。色気と言うかそういう雰囲気が自分にはあるのかなってね(笑)。
祥子:言葉に出さずとも表情や佇まいで相手に色気が醸し出せる女性ですかね。「この男性を私のものにしたい」と思ったときは、そっと相手のそばに近づいて、寄り添ってみたりします。
祥子:これまでは振り向いてもらえていたと思いますね。そういう人が出来たら、私は積極的に行くタイプです。
祥子:学生の時からずっと有名になりたいという思いは強かったです。女性として見られてもいい体を持っているのであれば、迷いなく見せていきたいなって思っています。
祥子:まだまだ勉強しなければいけない部分がたくさんあるので60点ぐらいですね。。
祥子:女性としての色気もすべて出せている状態ではないので、どんどん色々なことを吸収していきたいです。もっと「祥子って色っぽいね、エロいね」って言われるぐらいまで成長したら90点ぐらいあげられるのかもしれません。人間ってどんどん欲が出てくるので、もっと上を目指していきたいですね。
祥子:まだお会いしたことないのですが、壇蜜さんは現代のエロスの代表とされる方なので、そこに並ぶなんておこがましいと思いますが、壇蜜さんみたいになりたいなという思いは常にあります。醸し出す雰囲気も理想ですし、追いつきたいなって気持ちはあります。
祥子:今回は、精神的にも肉体的にも縛られる役でしたが、今度は私が相手を支配する役をやってみたいですね。
祥子:私自身はMなんですよ。でも、そこを隠しながら、Sとして相手を支配するなんていいですよね(笑)。
祥子:はい。私は好きな男性が、例えば緊縛が趣味であれば受け入れられるし、男女のコミュニケーションの方法として癖っていいのではないかなって思うんです。お付き合いする人のこともなるべく受け入れる努力はしますね。
祥子:私が演じた悦子は、男性から精神的にも肉体的にも縛られている中で、ちょっとした幸せや喜びを味わえる瞬間があるので、そういう部分を感じてほしいです。あとは体を張ってやらせていただいた濡れ場のシーンでの、私の鼓動や息遣いを感じていただけたら嬉しいです。
(text&photo:磯部正和)
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