1978年12月9日生まれ。カリフォルニア州モンテレー出身。ニューヨーク大学芸術学部(ティッシュ・スクール・オブ・アート)で学び、ヒットシリーズ『デスパレートな妻たち』の庭師ジョン・ローランド役でブレイク。全米映画俳優組合賞アンサンブル演技賞、ティーン・チョイス・アワードブレーク男優賞を受賞した。俳優デビュー前は、アメリカとヨーロッパでモデルとして活躍していた。
『DALLAS/スキャンダラス・シティ』ジェシー・メトカーフ インタビュー
セクシー過ぎる! 華麗なる一族のドロドロ愛憎劇を盛り上げる新世代イケメン
1978年から13年間にわたって人気を博し続けた伝説的ドラマ『ダラス』。油田開発で財をなしたテキサスの大富豪一家をめぐる壮絶な愛憎劇をもとにしたのが、『DALLAS/スキャンダラス・シティ』だ。
次世代を担うヤング・キャストが多数登場する本作で、石油に代わる新エネルギーの開発で再興を夢見る青年、クリストファー・ユーイングを演じたジェシー・メトカーフにドラマの見どころなどを語ってもらった。
メトカーフ:僕が演じてるのはクリストファー・ユーイング。ボビー・ユーイングの息子(養子)だ。クリストファーはユーイング石油を21世紀に見合った会社にしたいと思ってる。エコな方向に持っていきたいんだ。代替エネルギーを開発してね。それが理由で(従兄弟で策略家の)ジョン・ロスと衝突する。
ジョン・ロスはサウスフォークで油田の掘削をしたいと考えてる。クリストファーも彼の父ボビーもそれには反対だ。それで対立する。そのうえ彼は今、クリストファーのかつての婚約者エレーナと付き合ってる。クリストファーとエレーナは高校時代から付き合っていて、結局別れたが、その原因は実はジョン・ロスが送ったメールだった。つまりジョン・ロスは2人の間に割って入り、クリストファーから恋人を奪った。だから当然クリストファーは彼を憎んでるんだ。
メトカーフ:実は(前作の)『ダラス』についてはあまり知らなかったんだ。母親が大ファンだったから人気ドラマだったことは知っていたけれど……。僕が最初に惹かれたのは脚本だ。それぞれのキャラクターがよく練られていて特徴的でね。それでオーディションを受けることにした。最初はジョン・ロス役を志望していた。演じるうえで面白い役柄だ。でも、ジョン・ロス役には彼らはぴったりの俳優を見つけた。それがジョシュ・ヘンダーソンだ。その後、僕はクリストファー・ユーイング役のオーディションを受けて、合格した。それから昔のシリーズを見た。最初の2シーズンをDVDでね。とにかく見まくって、なぜあんなに人気があったのかが分かった。キャラクターたちが面白くて、すごく人間的なんだ。そして演技がとてもリアルだった。演技が大げさなメロドラマなんかじゃない。昔のシリーズが始まった頃は、他のドラマと一線を画していた。プライムタイムのドラマの多くはメロドラマだったからね。人気を博した理由は、キャラクターたちがそれぞれ個性的だったからだ。
メトカーフ:特定の場所が舞台のドラマでは、その地で撮影することは重要だと思う。よりリアルに見えるからね。このドラマをダラス以外で撮るのは、ちょっと考えられない。サウスフォークはちゃんと維持されていて、汚れ一つない素晴らしい撮影場所だ。昔のシリーズのファンも、またサウスフォークを見られて喜ぶだろう。いいエネルギーに満ちあふれているから、それを吸収して、いい演技ができるんだ。
メトカーフ:クリストファーとエレーナが別れた原因について明かされたりもする。彼らは今も複雑な想いを抱えていて、まだ互いに気持ちがあることも示される。その関係が今後どうなっていくかは分からないが、演じていてすごく楽しい。深みがあるから、掘り下げていける。もちろんエレーナ・ラモスを演じるジョーダナ・ブリュースターが魅力的で優れた女優だってこともある。共演できて本当にうれしい。
メトカーフ:そうだね。色んな人間関係があって、視聴者も共感できる。一度燃え上がった関係には終わりがなくなるものだ。けりをつけて次に進むにしても、色んな葛藤がある。
メトカーフ:僕にとって『ダラス』は多分史上最も愛されたテレビシリーズだ。14年間、14シーズンも放送された。その伝説の一端を担えることを誇りに思うよ。
メトカーフ:マイケル・M・ロビンは素晴らしい監督だ。俳優にとってやりやすい監督で、自信を持って演技できる心地いい空間を作ってくれる。安心して仕事ができる。こちらが最高の演技をできるような環境を作ってくれる。それはすごく大切だ。
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