1983年、カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。ニューヨークのジュリアード音楽院を卒業。何本かのテレビシリーズや短編映画に出演したのち、クリント・イーストウッド監督の『J・エドガー』(11年)で長編映画デビュー。続いて『フランシス・ハ』(12年)、『リンカーン』(12年)という話題作に相次いで出演し、同年のバラエティ誌で“見るべき10人の俳優”のひとりに選ばれた。その後もテレビシリーズ『GIRLS/ガールズ』、『もしも君に恋したら。』(13年・未)、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(13年)などに出演し、サヴェリオ・コスタンツォ監督の『ハングリー・ハーツ』(14年・未)ではヴェネチア国際映画祭の男優賞を受賞。年末公開の話題作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15年)にも主要キャストのひとりとして参加している。
オーストラリア西部に広がる砂漠およそ3000キロ(役2000マイル)を、たった1人で横断した女性。自分の居場所を見失った彼女が7ヵ月にもおよぶ冒険のなかで様々な経験をし変化していく姿を描いたのが、実話をもとにした感動のロードムービー『奇跡の2000マイル』だ。
『アリス・イン・ワンダーランド』でブレイクしたミア・ワシコウスカが主人公アリスを演じ、彼女と出会う写真家リックを注目若手のアダム・ドライバーが演じている。ムビコレでは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』出演で話題のドライバーに作品について語ってもらった。
ドライバー:ああ、会ったよ。彼は素晴らしい人だ。彼と一緒に過ごすチャンスを得られて楽しかった。
ドライバー:リックは別の記事を取材するためにそこにいたんだ。それが脚本に書かれていたかどうか覚えていないけど、彼は別の理由でそこにいた。自分らしくいながら新しい人々と話したいと強く望み、彼らに魅了されたリックは、ボロボロの家で、西オーストラリアを横断する旅を極めたいと意欲を燃やす、驚くほど美しい女性(ロビン)と出会うことになるんだ。
ドライバー:2人の関係はこの映画全体を通して前進と後退を繰り返す。2人は最後になるまで自分たちの出口を見出せないと思う。でも2人は常に互いをわかろうとしているんだ。2人がどこに向かうのかを予測することが必要かどうかわからないけれど、最後には、2人がどう共存できるのか、付き合う方法を見つけるのか、あるいは友だちでいるのか、何となく感じ取ってもらえるだろう。
ドライバー:素晴らしいよ。彼女は最高に素晴らしい俳優だ。僕たちは初日まで話さなかったし、その日も僕は監督に承認してもらった衣装を取りに行って、セットを簡単に歩いただけだった。遠くに彼女が見えた。撮影が始まる前に本を読んでリサーチをしながら、遠くでボンヤリと姿が見えただけだが、ロビンを演じるならこんな容貌だと想像していた通りだった。遠くからでも彼女の存在感や今を生きる感覚や楽しく勇気ある雰囲気が伝わってきた。彼女以上の共演者は望めないと思う。
ドライバー:挑戦というより、刺激的だった。クルーが素晴らしい。仕事をするのが難しい環境だけど、誰もがやりやすくしてくれるんだ。序列もなく、全員が同じレベルで装置を動かす。誰もが状況を理解し、できる限りやりやすくしようと頑張る。奥地で仕事するなら、人材に関してこれ以上の幸運に恵まれることはないと思う。それに、ここは地球上で最も美しい場所だ。
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