1989年12月16日生まれ。千葉県出身。高校時代にスカウトされ、映画『春の居場所』(06年)で女優デビュー。ドラマや映画の出演を続ける一方で、ファッション雑誌「Seventeen」の専属モデルとなる。11年に「Seventeen」モデルを卒業すると、12年からは日本テレビ系ニュース番組「NEWS ZERO」火曜日キャスターをつとめるなど、女優だけにとどまらない幅広いジャンルで活躍している。
女優・桐谷美玲──。役者やモデルとして活躍する一方、日本テレビ「NEWS ZERO」でキャスターをつとめるなど、マルチな活躍をみせている。その知的なイメージで、男女問わずファンが多い。
そんな彼女が、人気コミックの実写映画化『ヒロイン失格』では高校を舞台に“変顔”“ハゲヅラ”“噴水ドボン”など、おおよそ少女マンガのヒロインとは程遠い主人公・はとりを好演している。「原作の大ファンで出演を熱望していた」という桐谷に作品への愛や、学生時代の思い出などを聞いた。
桐谷:とにかく好きという気持ちを前面に出しつつも、私が大好きなはとりを演じることによって、魅力的じゃない子になったら嫌だなという、作品ファンの目線もありました。どうしたら魅力的に見えるのかを考え、はとりの一生懸命さ、素直なところを意識して、全力で演じました。
桐谷:最初はホッとした感じが一番でした。感じないようにしていたプレッシャーから解き放たれたような……。それだけ自分の中で、この作品に対する想いが強かったんだなって改めて感じましたね。映画独自のエピソードもありますが「ヒロイン失格」の世界観がスクリーンの中にもっていけたかなという自信はあります。
桐谷:クランクイン前は、自分で「大好きな作品」と言っていたこともあるし、周囲もそのことを知っている中での撮影だったので、プレッシャーはありました。撮影が始まると、楽しさの方が大きくなっていって自然とプレッシャーなんて忘れていったのですが、でも心のどこかで「大丈夫かな」という思いはあったと思います。
桐谷:はとりのやっていることはハチャメチャですが、自分の気持ちに従って素直に行動しています。それが王道なのか邪道なのかはわかりませんが、自分の想いを貫いて真っ直ぐ行くのは素敵だと思います。
桐谷:原作を読んでいるときからずっと利太です。自分も想いを貫くタイプなので。弘光くんは格好良くて完璧すぎですよね。ちょっと抜けている人の方が安心できます(笑)。
桐谷:全くなかったです! 楽しいことがすごく好きなんです。坊主頭も、みんなに触ってもらって「すごいっしょ!」ってノリノリでした。『世界の中心で、愛をさけぶ』のパロディーのシーンがあるのですが、あのシーンも賢人くんと2人で信じられないぐらいリハーサルして臨んだんですよ(笑)。
桐谷:ほとんどのシーンで髪型は変えていますね。制服着たおしゃれとか、ツインテールの髪型とか高校時代は恥ずかしくてやったことなかったので、映画のなかで、経験できて嬉し恥ずかしみたいな気持ちでした。
桐谷:清潔感ですね。Tシャツにパンツとか、シンプルな方が好きです。「頑張っておしゃれしています」というのも可愛いなって思いますが、無理せず、背伸びせず、その人にあっていればいいです。
桐谷:ラグビー部のマネージャーをやっていました。合宿へ行ってご飯を作ったり、洗濯をしたり、マネージャーの先輩と一緒にUFOの振り付けをして踊ったり……楽しかったですよ。なによりもマネージャーの先輩が素敵で入部したんです。
桐谷:修学旅行で抜け出すのとかいいですよね(笑)。私自身は制服デートとかはなかったので、演じていて、うらやましいなって思いましたね。
桐谷:私は会いたいですね(笑)。ギャップも大切ですが、あんまり引き過ぎちゃうのもダメじゃないかなって思います。
桐谷:普段から、意識しないでも変顔しちゃっているみたいで、みんなに言われます(苦笑)。「Seventeen」モデルのときなんて変顔キャラでしたから。この映画でも「もっとやればよかったな」って思うシーンもありましたね。
桐谷:元祖壁ドン(映画『L・DK』で山崎が披露し話題になった)がいるので、勝つためには連打しかないって(英勉)監督が仰って……。でも連続でされると怖いですね(笑)。
桐谷:高校生の話ですが、年代問わず見られる映画だと思います。マンガ原作のラブストーリーだと意識せずに、見ていただきたいです。
(text:磯部正和/photo:中村好伸)
(ヘアメイク:今井貴子/スタイリスト:井阪恵〈dynamic〉)
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