2歳のときにNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で女優デビュー。テレビのバラエティー番組『ヨルタモリ』などにも出演。人見知りをしない性格で、10月に『先生と迷い猫』の初日舞台挨拶に登壇した際には、イッセー尾形に抱かれてリラックスした表情を見せていた。
近所で堅物として有名な老人が、突然いなくなった猫を探す過程で地域の人々と交流する姿を描く公開中の映画『先生と迷い猫』。実際に起きた地域猫失踪事件を基に『60歳のラブレター』などの深川栄洋監督がメガホンを執り、イッセー尾形、染谷将太、北乃きい、岸本加世子ら実力派俳優たちが出演した人間ドラマだ。
主演をつとめたイッセー尾形のほか、もうひとり(一匹?)の主役ともいえる地域猫のミイを演じたのが三毛猫のドロップ。NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で夏さんの飼い猫カツエ役としてデビューし、バラエティー番組『ヨルタモリ』など人気番組にも出演。本作でトレーナーとして撮影現場にも同行した佐々木動物プロダクションの江上縁さんに、ドロップの撮影エピソードや魅力を聞いた。
江上:その時は妊娠した猫を探されていて、ドロップは今よりちょっとぽっちゃりだったんです。それで、妊娠しているように見えるんじゃないかということで選んでもらいました。
江上:ちょうど三毛猫を探していたそうで、気に入っていただきました。この色の薄さは猫の中でも珍しと思います。兄弟は白黒とグレーで全然違うんです。
江上:三毛猫なので、同じく色々な色の飴が入ってるドロップ缶のイメージからとりました。
江上:大人しくて、何もしなければ誰かの膝の上に乗っていたり、ケージの中にいたりしています。元気な時は草で遊んだりゴロゴロしたりしていますけど、基本的にはそんなマイペースな感じです。
江上:しないですね。自分から積極的に近寄っていくわけではないですが、誰に抱っこされても落ち着いていますし、膝の上に乗っかったらこういう(インタビュー中も江上さんの膝の上で落ち着いていた)感じになります。
江上:普段は会社の中でお世話をしていて、お仕事の時に連れていくという感じです。
江上:うちには猫ちゃんだけで70匹いますが、中には会社の外に出しただけでびっくりする子もいるんです。人見知りしない、いつもと違う環境でも驚かないという要素は大きくて、ドロップはピッタリです。
江上:はい。結構知っていただいているのでうれしいです。収録後にインサートを撮るんですけど、撤収作業で大きな音がする中でも全然逃げたりしなかったです。
江上:はい。この映画の撮影ではケージやごはんなどを持ってトレーナーが1〜2名同行していました。
江上:私が同行した時ですと、岸本(加世子)さんも猫が好きで、とてもかわいがってくださいました。
江上:最初のテストではぬいぐるみを使って、ドロップには本番だけ入ってもらう形でした。そうでないと飽きてしまったり、人間のように指示できないので。また、テストでうまくできても本番でうまくいかなかったりすることもあります。演じてもらえるように(ドロップの)気持ちをどう持っていくかが難しいですね。
江上:たまにありました(笑)。でも、行方不明になるわけではなく、ちょっと隠れたり何か興味があってそっちに行ったりする感じが多かったです。
江上:演技に入る前は事前に撮影現場を写真で見たり実際に行ったりして、台本通りできるかどうか決めます。監督さんとも相談して、もし難しかったら変更していただいた時もありました。
江上:ドロップはケージが好きなので、ケージを見せて誘導することは多かったです。ケージの中にいると落ち着くように育てていますので、どこに行ってもケージの中に入れば大丈夫なんです。
江上:犬が登場するシーンで、犬にゴロゴロと近寄っていくのはアドリブです。犬も、猫とうまく協調できる性格の子を連れてきていて、ドロップも犬の方が大丈夫なら平気です。あと最初の方でソファーの上で眠っているシーンがありますが、そこは寝る予定ではなかったんですけどドロップが気に入って寝はじめました。
江上:あそこもアドリブでした。(猫が)必死だとああいう余裕はないと思うので、自然で野良猫っぽくて、さすがドロップだと思いました。
江上:大きな音とか強い風とかは、逃げたりはしないけれど好きではないと思います。他の猫ともうまく共演できますし、優等生です。
ドロップ:……。
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