1998年6月14日生まれ、東京都出身。小学生のときから子役として芸能生活をスタートさせ、高視聴率ドラマ『家政婦のミタ』(11年)で注目される。NHK大河ドラマ『真田丸』(16年)ではベテラン俳優にまじっても引けを取らず印象を残す。映画『今日のキラ君』『ReLIFE リライフ』(共に17年)では主演を務め、『虹色デイズ』(18年)では高杉真宙らとカルテット主演を果たす。また『花より男子』の新章となるドラマシリーズ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(18年)では主人公の許嫁である馳天馬役を演じて好評を博した。
小説投稿コミュニティ「E★エブリスタ」発信の、女子中高生の間で大人気を博している「通学シリーズ」から人気作が映画化された。『通学シリーズ 通学電車』に続いて公開される『通学シリーズ 通学途中』にて、好きな相手のいる繊細な女の子ユキを温かく見守り続けるコウに扮した、ドラマ『監獄学園-プリズンスクール-』『南くんの恋人〜my little lover』ほかで人気急上昇中の中川大志にインタビュー。好きな女の子のタイプや子どものころの思い出についても聞いた。
中川:はい。2回やらせていただいています。もっとキラキラ、キュンキュンした感じの強いライトな内容だと思っていたんですが、実際読んでみたら、結構リアルでエッジの効いた部分も多くて驚いた印象が残っています。
中川:ファンタジー的な要素もあるんですけど、人と恋愛するうえで傷つく様子とか、どん底に落とされるくらいショックな出来事があったりと、深い部分が描かれていたので、ちゃんとリアリティを持たせられるように演じたいと思いました。
中川:コウは美術部でコンクールでも賞をもらったりしている青年。家にはアトリエがあったりして、独特の感性を持ち、人とは違ったものの見方ができる。ちょっと不思議でとらえどころのないようなオーラが出せたらと思いました。あと、コウが好きなユキとの関係性については、ユキにはほかに好きな人がいて、コウは切ない状況にあるんですけど、でもコウはずっとユキを見守り続ける。後半は、留めようとしていた気持ちがあふれ出しますが、一番意識したのは、コウのさりげない優しさです。
中川:今回、初めて一緒にお仕事させていただきました。ただこれまでに葵ちゃんの出ている映画は何本も観ていて、すごくステキな女優さんだと思っていたので、共演できて嬉しかったです。実際にお仕事してみて、その場で感じたこと、生まれたものをとても大切にする女優さんだなと思いました。テイクを重ねるごとに違ったりするので、ふたりでお芝居のキャッチボールができている実感があっておもしろかったです。
中川:動物と子どもと両親を好きで大切にできる人です。僕自身、犬や猫、動物が好きで、ちっちゃい子も好き。だから街中で赤ちゃんやワンちゃんを見て、「あー、かわいい!」ってテンションの上がっている女の子とかを見ると、いいなと思いますね。あと僕は家族とすごく仲がいいので、家族を大切にできるというのはすごく大事だと思っています。
中川:あの部屋の感じはとても好きでした。すごく雰囲気があって、落ち着く空間でしたね。コウとしての気持ちが作りやすかったです。僕自身、宇宙や星を見るのは大好きで、流れ星の写真を撮りに行ったこともあります。子供のころには、自分の部屋を、ブラックライトで光る星がキラキラ描かれた遮光カーテンで覆っていました。天井にも自分で星のステッカーを貼って、星座を作ったりしていました。
中川:映画を見たり、買い物に行ったり。あとは釣りが趣味なのでよく釣りに出かけています。ひとりでも行きますし、友達や父と一緒にも行きますね。
中川:うーん、そうですね。ありがたいことだと思います。ただイケメンの役だからどうとか、そういう意識は特にないです。でも、この「通学シリーズ」のような作品は、女性が見ていいなと思ってもらえるキャラクターになる必要があるので、ほかの役柄とはアプローチの仕方が違うかもしれません。女性はこういう受け止め方をするんだなといったことも勉強になります(笑)。
ただコウにしても、ただかっこいいだけではなくて、抱えているものもあるし、悩んでいることもある。だからそういった部分はしっかり出していきたいと思っていました。
中川:女性の方が共感したりキュンキュンできるシーンがいっぱい詰まっています。先に公開されている『通学シリーズ 通学電車』と2本見ていただけるとさらに楽しんでもらえると思います。
(text&photo:望月ふみ)
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