1970年生まれ、韓国出身。映画『将軍の息子』(90年)でデビュー。『ユア・マイ・サンシャイン』(05年)、『新しき世界』(13年)、『国際市場で逢いましょう』(14年)、『アシュラ』(16年)などの話題作、ヒット作に多数出演している。
暴走する巨大財閥と武闘派ベテラン刑事率いる個性派チームとの対決を描いた痛快活劇アクション『ベテラン』。韓国で歴代3位の大ヒットを記録した話題作が、12月12日より日本公開される。
気性は荒いが正義感の強い広域捜査隊のベテラン刑事、ソ・ドチョルを演じたのはファン・ジョンミン。演技派俳優として国民的人気を博す彼に、映画の見どころなどを語ってもらった。
ジョンミン:スンワン監督は友だちでもあり、同僚でもあります。私の映画人生において、切り離せない存在です。お互い性格も似ていて、言葉にしなくてもちゃんと通じます。この映画もストレスを受けずに、一緒に面白いものを作ってみよう、というところから始まりました。
ジョンミン:ソ・ドチョルという人物は、とても正義感があって男気があり短気で情に厚い、そんな人です。たとえば『生き残るための3つの取引』の時の役は心の中を読むことができない灰色のような人物だとしたら、ソ・ドチョルという人物の性格は何回か、話をしただけで分かるようなそんな性格です。
ジョンミン:演技が上手いという噂をよく聞いていたので分かっていましたし、出演された作品も見ました。30歳の彼の演技はとても立派で、私のほうがもっと学ばなければならないと思うくらいでした。同じ俳優という同僚の立場として見ると、羨ましい時がありますね。なぜなら、私がその年齢の時は、なんの考えもありませんでしたから(笑)。とにかくとても感心しますね。そんな俳優と一緒に仕事ができるときいてとても楽しみでしたし、興奮しました。
彼は『ベテラン』で強力な権力を持つ冷酷で最凶の御曹司を演じた分けですが、エンディングで私がユ・アインの頬を殴った時、観客のみなさんはスカっとしたそうです。そのくらいユ・アインの演技が上手だったということですね。
ジョンミン:とにかくその“人”に入り込もうとします。人によって、性格や色、香りが違いますから。
ジョンミン:俳優はいつも、謙遜でいなければならないと思います。観客が私たちを見に来てくださることに感謝し、チケット代に相当する価値がなければならないと思います。どうすべきなのか常に自分に問いながら、何度も考えています。
ジョンミン:この映画は、去年の夏に一緒懸命準備した作品です。みなさんにも、爽快で楽しく観覧していただければと思います。
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