2010年9月23日生まれ。千葉県出身。本作のオーディションで、1000人を超える応募者のなかから役を勝ち得たシンデレラ・ガール。最終オーディション参加者の中で最年少にもかかわらず、ひときわ輝く表情と演技で見事に選ばれ、『はなちゃんのみそ汁』で映画デビューを飾る。
日本を涙で包んでベストセラーとなった実話エッセイ「はなちゃんのみそ汁」を『ペコロスの母に会いに行く』で脚本を担当した阿久根知昭監督がメガホンを取って映画化した。ガンと闘いながら家族と平凡で幸せな日々を過ごす千恵を広末涼子が演じ、妻を支えるちゃらんぽらんで憎めない夫に滝藤賢一が扮している。
そして本作に、存在だけでまぶしいほどの輝きを与えているのが、千恵の忘れ形見となった娘・はな。日本テレビの『24時間テレビ』で放送されたドラマスペシャルでは芦田愛菜が演じたはな役に、映画版で扮するのは新星・赤松えみなだ。5歳の彼女は演技経験はゼロだったが、1000人を超えるオーディションで選ばれた。プロデューサーいわく、オーディションのときですでに1人、ピカっと光っていたのだとか。
劇中では、“子役演技”とは違う自然体の子どものありのままの姿を見せていて、えみなちゃんの無垢なようすがさらに涙を誘う。おみそ汁の出汁用かつお節を口からはみ出しつつ、おぼつかない手で無理やり口にほおばるさまなどは、演技を練習してきた“子役”には出せない子どもの無邪気さが感じられた。
そんな期待の新星・えみなちゃんに単独インタビューを決行。「大人たちに囲まれて、えみなちゃんが萎縮しないようにしなくては……」と気を揉んでいたが、そんな心配はえみなちゃん旋風が吹き飛ばしてくれた!
インタビュー前から部屋の外にもえみなちゃんの甲高い声が響き渡り、取材陣が部屋に入ると、元気に挨拶! ……かと思いきや、黙々と午後のおやつ中。「なに、食べてるの〜?」と声をかけると、たくさん渡すのはもったいないのか、食べていたおまんじゅうを小さな手でほんのちびっとちぎって「あげるね」とくれた。かわいい!
おまんじゅうの甘い美味しさを共有しながらインタビュー開始、と行きたいところだが、今度は取材のレコーダーに興味津々のえみなちゃん。「あ〜〜〜、あ〜〜〜」とかわいい声を何度も吹き込んでくれた。その後もお口の中の飴を見せてくれたり、お絵かきがしたくてたまらなくなったりと、萎縮どころか心の垣根をとっぱらって楽しく天真爛漫にお話してくれた。
えみな:好き。でもね、幼稚園では年長さんしか作れないの。
えみな:あ〜〜! あ〜〜〜!(レコーダーに声を吹き込んで)……うん、したい。
えみな:お絵描きのほうが好き。演技は少し好き。
えみな:かっこよくてマジメだった。
えみな:かっこよくてね、「ハ、ハ〜ッ!」ってやるのがおもしろいのー!「ハ、ハ〜ッ! 切りそう!!」って!
えみな:(包丁で切るシーンを再現しながら、小声で)トン、トン、トンって。そしたら、「ハ、ハ〜ッ!」って!(笑)
えみな:怖くなかった。お豆腐はなめらかだから怖くないよ。
えみな:おいしかった! かつお節! おいしくておいしくて食べちゃったの。広末さんが「食べた〜!」って言ってた!
えみな:うん、つみき!
えみな:幼稚園ではプリキュア! 映画のときはプリキュアできないの。道具がないから。
えみな:あくね監督さん? うん、優しかった。
えみな:怖いよね〜。お母さんが死んじゃうよね、ガンが襲ってきて、大変なことになっちゃう。だから怖いの。えみなのママも死んじゃうと嫌だなぁ。
えみな:18歳になったら、またはなちゃん役やりたい。でぇ、20歳になったらお母さん役!
えみな:アイドル! AKBもももクロも好き。AKBのほか(のユニット)も好き!
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