『キャロル』トッド・ヘインズ監督インタビュー

アカデミー賞ノミネート! 鬼才監督が愛の名作を語った

#トッド・ヘインズ

テレーズ役のルーニー・マーラ(左)とトッド・ヘインズ監督(右)
テレーズ役のルーニー・マーラ(左)とトッド・ヘインズ監督(右)
トッド・ヘインズ
トッド・ヘインズ
Todd Haynes

1961年1月2日生まれ、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス出身。10代から映画に関心を持ち、高校時代に最初の短編『The Suicide』を製作、大学時代にはアルチュール・ランボーにインスパイアされた中編『Assassins: A Film Concerning Rimbaud』(85年)などを製作した。その後、ニューヨークに移り、88年にはバービー人形を使ってカレン・カーペンター(カーペンターズの妹)の最後の日々を描いた中編『Superstar: The Karen Carpenter Story』(88年)で注目される。ジャン・ジュネの小説「薔薇の奇跡」を原作とした長編デビュー作『ポイズン』を91年に発表。その後、『SAFE』(95年)、70年代グラムロックのスーパースターとなった青年を描いた『ベルベット・ゴールドマイン』(98年)、ダグラス・サーク監督の『天はすべて許し給う』(55年)にオマージュを捧げた『エデンより彼方に』(02年)、6人の俳優にボブ・ディランを演じさせてディランの半生を描いた『アイム・ノット・ゼア』(07年)と、アカデミー賞はじめ国際的に高く評価される作品を次々に生み出している。