『探偵なふたり』クォン・サンウ インタビュー

コミカルな探偵オタク役で新境地を開拓!

#クォン・サンウ

本来の自分の姿を愉快に見せることができたと思う

端正な顔立ちと肉体美で人気の元祖韓流スター、クォン・サンウが今までのイメージを覆したオタク探偵役で新境地を開拓! 警察に疎まれ、コワい奥さんに怒られながら、殺人事件の真相を追求する『探偵なふたり』が、2月20日より公開される。

笑いとサスペンスがほどよくミックスされた本作の魅力について、サンウに語ってもらった。

──「推理オタクのまんが喫茶店長」という今までにない役ですが、本作に出演した理由をお聞かせください。

サンウ:愉快なコミック推理劇なので、シナリオが本当に面白かったんです。4年ぶりの映画出演ということで、俳優としてのターニングポイントとなる時期でしたが、ちょうど『探偵なふたり』への出演が良い契機になるのではないかと思いました。今回は、僕だけが目立って自分だけのものを追及するというよりは、全体的な作りや、皆さんが親しみやすい映画を作ってみたかったんです。

『探偵なふたり』
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──シャーロック・ホームズに憧れている役でしたが、あなた自身はどんな探偵がお好きですか?

サンウ:シャーロック・ホームズが一番好きです。『名探偵モンク』というアメリカのドラマも好きですね。

──出演した感想は?

サンウ:久しぶりのコミカルな役だったため、出演がすごく楽しみでした。本来の自分の姿を愉快に見せることができると思いました。かなり壊れながら、愉快な姿を思う存分お見せすることができたのではないかと思います。

息子を園バスに乗せ、娘に離乳食を。実生活でもイクメン!
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──主人公のカン・デマンは恐妻家で推理オタク、幼い娘の子守をしながら事件を追っていきます。演じてみていかがでしたか?

サンウ:家長としての責任感という部分では少し情けないなと思う部分もありましたが、夢を追う情熱は認めますし、かっこいいと思います。
 また、デマンとの共通点と挙げるならば、家族を本当に愛しているということだと思います。彼も家族を本当に愛していて、家族を大切にする気持ちは私と同じだと思いました。

──娘役の赤ちゃんをあやす姿がとても自然でした。ご自身も2人のお子さんがいらっしゃいますが、育児はよくされるほうですか?

サンウ:映画の中の姿とそんなに変わりません。育児は普段もしています。朝起きて、ルッキ(長男)を幼稚園のスクールバスに乗せた後、下の娘に離乳食を食べさせて、一緒に遊んだりします。経験がにじみ出た演技なので、特別に意識した部分はなく、自然に演じることができたと思います。

──元スゴ腕刑事(ソン・ドンイル)との凸凹コンビが秀逸でした。ドンイルさんとの共演はいかがでしたか?
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サンウ:ソン・ドンイル先輩の天才的な瞬発力を直接見られるということが本当に光栄でしたし、相性もとても良かったので楽しく撮影することができました。先輩の演技はいつも魅力に溢れています。素敵な先輩とご一緒することができて、とても楽しい時間を過ごせました。

──今後、やってみたい役などはありますか?

サンウ:しっかりと身体を作って、強いアクション映画に出演してみたいです。いつも代表作として『マルチュク青春通り』の話をするのですが、一番忙しい時に撮った作品なので、僕の最高値を盛り込むことができませんでした。だから、最高な状態の身体とアクションを必ず一度、お見せしたいです。そのために、今も体力維持をしています。

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──日本のファンにメッセージをお願いします。

サンウ:今も、1年に2回は必ず日本でファンミーティングを行っています。ファンの皆さんにお会いする度にエネルギーをもらい、感謝の気持ちでいっぱいになります。いつも僕を愛してくださって、支持してくださるファンの方々には本当に感謝していますし、これからもたくさんの応援をよろしくお願いします。

クォン・サンウ
クォン・サンウ

1976年8月5日生まれ、韓国のテジョン市出身。大学で美術を専攻し、除隊後に俳優を志しモデルとして活躍。ドラマ『美味しいプロポーズ』(01年)で俳優としてデビュー。映画では『火山高』(01年)でアクションを披露し日本でも注目される。その後『同い年の家庭教師』(03年)『マルチュク青春通り』『恋する神父』(共に04年)などヒット作に次々と出演。ドラマ『天国の階段』(03年)、『野王』(13年)、映画『戦火の中へ』(10年)、『痛み』(11年)などに出演。