1983年2月23日生まれ、イギリスのロンドン出身。01年に初舞台を踏み、03年に『ウォリアークイーン』でスクリーンデビュー。『プラダを着た悪魔』(06年)でハリウッドに進出し注目を集める。『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(09年)でゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされる。その他の主な出演作は『サンシャイン・クリーニング』(09年)、『砂漠でサーモン・フィッシング』(11年)、『イントゥ・ザ・ウッズ』(14年)など。
グリム童話『白雪姫』をもとに、この世で最も美しく邪悪な姉妹のドラマを描いた『スノーホワイト/氷の王国』が、5月27日より日本公開される。
白雪姫を葬り去ろうとしたラヴェンナ女王を演じているのはシャーリーズ・セロン。そしてその妹で、恐ろしい氷の魔法を操るフレイヤを、エミリー・ブラントが演じている。
圧倒的な映像美と壮大なスケールで「白雪姫」の背後に隠されていた物語を描いた本作について、ブラントが語った。
ブラント:それが楽しいところね。驚く要素をキープするのよ。同じことをせずに、自分がやったことを繰り返さない。そういったことをするのが私の狙いよ。違う役を演じるの。私は退屈したくないし、自分の中にある違う面を見つけたい。悪役も含めてね。
ブラント:だから私はやりたかったの。1本の映画の中に3人のとてもパワフルで複雑な役が、女性に対してあるというのはとても珍しいの。特にファンタジー映画ではね。なぜなら、ファンタジー映画の女性はとても模倣した役。苦難の乙女とか、プリンセスとかね。この映画の場合は、そのどれでもない。だからそういったことは、私たち全員にとってとてもクールだった。(女たちの前に立ちはだかるエリック役を演じた)クリス・ヘムズワースが可哀想だったけど。私たちみんなから現場でいじられていたわ(笑)。
ブラント:明らかに5年前よりはよくなっているように感じるわ。時代は変わっているわね。最近は、素晴らしい女性の役があると思うわ。ただ、私たちはもっと頑張らないといけないの。
ブラント:観客は若い少年としてのエリックと会い、若いラヴェンナ(「白雪姫」の邪悪な女王/シャーリーズ・セロン)と出会うわ。そして、ラヴェンナの妹のフレイヤ(雪の女王/エミリー・ブラント)と会うの。とても普通の女の子の私にね。彼女はまだ自分の力に目覚めていない。それは彼女の家族に先天的なものなの。姉のラヴェンナはそれを持っていて、彼女はすべてお見通しといった頭が切れる全能のキャラクター。私のキャラクター、フレイヤは家族や夫という普通のことを欲していて、自分はパワーを持たないというふうに放棄しているわ。でも、彼女は子どもを失い、心引き裂かれる思いを経験するの。その悲痛を通してパワーが解き放たれる。彼女の髪の毛は白くなり、肌も白くなり、彼女は雪の女王、氷の女王になるの。
彼女はできるだけ多くの子どもたちを誘拐し、その中の1人が、自分の軍隊の1人として訓練したエリックだったの。それが彼のバックストーリーで、子どもの時の彼に起こったこと。
それから映画が半分ぐらい行ったところで、「7年後」という字幕が出るわ。そしてそこから続編になるの。映画としては多分、普通あまりない構成だと思う。でも同時に、とてもインパクトがあるわ。なぜなら、こういったキャラクターの完全な人生や経験を見せてくれるんだから。そういったことはとてもクールだと思ったわ。
ブラント:美しくて見事なたくさんのコスチュームがあるわ。なぜ(衣装を担当した)コリーン・アトウッドが幾つものオスカーを受賞するかわかるわ。彼女のディテールへのこだわりや職人技はとても見事なの。それに、彼女はとても面白い素材で仕事をするわ。氷のように見えるたくさんのプラスチックを使っているの。時々、固い繊維やハードなマテリアルを使うのよ。彼女は自分が扱う素材に対してとても独創的なの。たくさんの金属を使うし、ただの洋服じゃない。まったく別世界に入っていく感じよ。
ブラント:間違いなくね。UGGのブーツではなく衣装を身につけている時のほうが、簡単にキャラクターを演じられるわ。リハーサルはジーンズでやるけど、どこか正しい感じがしない。それからカツラやメイクをして変わるわけだけど、そういったことは役に移行するのにとても役立つわ。
ブラント:私は、ずっと仕事によって成長することを望んできた。もっともっとコラボレーションをしたいと思っている。そして、もしそういったことが何かをプロデュースしたり、いつか何かを監督することに導くとしたら、それは私にとってとてもスリリングなことになるわ。私は制作面にも関わるようになってきている。私はコラボレートしたいの。自分の意見を言えるようになりたいわ。
私は今、映画を自分の視点で見ることが少なくなっているわ。なぜなら、20本の映画をやって今は多くの経験を積んだ。だから、ちょっと後ろに下がって、映画のビジュアル面を見たり、ストーリーを前に進めていくのにどうしたら一番良いかといったことを見ていきたいのよ。どうしたら映画作りに貢献出来るか? どうやって、こういったキャラクターを前に押し出すことが出来るか?といったことをね。だから、今はもっと広い視点で見ることをしたい。自分のことよりもね。だから将来のある時点で何かを監督したいと思っているし、間違いなくもっとプロデュースしていきたいわ。
NEWS
PICKUP
MOVIE
PRESENT
-
【舞台挨拶あり】齊藤工が企画・プロデュース『大きな家』公開直前舞台挨拶付試写会に15組30名様をご招待!
応募終了: 2024.11.22 -
『型破りな教室』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.29