1968年1月26日生まれ、山形県出身。石井克人監督の『PARTY7』(2000年)のOPアニメーションで監督デビュー。『サムライチャンプルー』(04年)のOP原画、『アイアンマン』(10年)のメカニックデザイン、『バケモノの子』(15年)の原画などを担当。監督作は『アニマトリックス ワールド・レコード』(03年)、『REDLINE』(10年)、『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』(14年)。
ハードボイルドな世界観で人々を魅了した『LUPIN THE ?RD 次元大介の墓標』から約2年半。第2弾となる『LUPIN THE ?RD 血煙の石川五ェ門』が、2月4日より公開される。
監督は、陰影に富んだ演出で大人の映画ファンに人気のクリエイター、小池健。孤高の剣士、石川五ェ門の矜持を描いた本作について、小池監督に語ってもらった。
監督:いいえ。前作の公開後、好評だったこともあり、続編のお話しをいただきました。僕自身もやりたいと思っていたので、「じゃあ、やりましょう」となりました。
監督:ないですね。まずは目の前の作品に全力投球するので。ただ、『次元大介の墓標』がルパン一味の1人にフォーカスを当てた作品だったので、漠然と「次もやってみたい」という気持ちはありました。『ルパン』のキャラクターは、どれも魅力的なので。
監督:2年半くらい前、『次元大介の墓標』の公開後に続編のお話しをいただきました。それからシナリオ開発に1年くらいかけ、現場に入ったのが1年半くらい前ですね。ただ、最初はカット割りなどを決めていく絵コンテを制作するので。
最初は僕1人での作業でした。他のスタッフが集まりだしたのは1年くらい前からです。
監督:みんなで話し合いながら決めていきました。『次元大介の墓標』を見た方々の感想の中に、「五ェ門が出ていない」「五ェ門が見たい」という意見があったので、「じゃあ、次は五ェ門でいきましょうか」という話になりました。
監督:誰かと比較してのプレッシャーというのはありません。自分が作れるものしか作れないわけなので。もう50年以上の歴史がある原作なので、今までいろいろなテイストの作品が作られてきました。今回は大人向けということで僕の好きな世界観なので、この雰囲気をどうお客さんに伝え、喜んでもらえるかということへの緊張感はありました。
それよりも、「完成させられるのか」ということへのプレッシャーのほうが大きいですね。いろいろな方の協力が必要なので、まずは人材を集めるというプレッシャーがありました。
監督:好きですね。
監督:『明日に向って撃て!』とか『スティング』が好きですね。
監督:好きです。
監督:宮駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』や、りんたろう監督の『銀河鉄道999』も好きでしたね。
今は若い頃のようにたくさんの映画を見られないので、昔見た作品の印象の方が強いですね。20歳までに見た映画のほうがインパクトが大きいです。
監督:まだ公開もしていないので、評判や動向を見てから考えたいです(笑)。
監督:一番好きなのは、やっぱり峰不二子かな(笑)。とらえどころがないというか、単独行動が多くて割と失敗もするけれど、持ち前の美貌と女力でピンチをくぐり抜けている爽快感があるのが魅力です。
監督:その辺も挑戦できたらいいかな、と思っています。ただ『ルパン三世』は、どのキャラクターも魅力的なので(笑)。
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