2004年5月4日生まれ。埼玉県出身。2008年より芸能活動を開始し、テレビドラマや映画など幅広い活躍をみせる。映画『上京物語』(13年)や、ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(15年)、声優として映画『君の名は。』などに出演している。
映画『夜は短し恋せよ乙女』の湯浅政明監督が手掛けた完全オリジナル劇場版長編アニメーション『夜明け告げるルーのうた』が公開を迎える。本作で、主人公の人魚ルーの声を演じたのが、人気子役として活躍中で、声優としても『君の名は。』で上白石萌音演じる宮水三葉の妹・四葉を演じた谷花音だ。
人魚ならではのセリフまわし、中学生の少年に「好き」と伝えるなど、新しい表現にチャレンジした谷に、収録エピソードや中学生になってからの仕事やプライベートでの夢などを聞いた。
谷:人魚の役をやるのは初めてだったので、お話をいただいた時からすごく楽しみでした。台本を読むと日本語なのですが、片言だったので、どうしようかなと思ったんです。でもルーちゃんは元気いっぱいな子なので、そこを意識しました。
谷:鼻唄を歌うシーンは、湯浅監督から「人間ぽくないような感じを意識して、ラーとかピャとか独特な音を使って元気に歌ってみて!」と指示があり、その表現がとても難しかったです。
谷:「ママ食べられた?」というセリフがあるのですが、ルーの中では悲しいことかどうかを解釈するのが難しかったです。ルーは人魚で、人魚の世界ではそういうことは当たり前なのかなとも思ったし……。自分の中で解釈して、最終的にはそこまで悲しい出来事ではないと思って、少しだけ声のトーンを落として演じました。
谷:楽しいですが難しい部分もあります。前にもやらせていただいて、絵に声を当てるのはだいぶ慣れてきたのですが、食べているときの音や、飲むときの音などは普段出さないので難しかったです。
谷:最初声だけを聴いたときは「これは人が声を出しているのかな?」って思ったんです。機械みたいな音だったので……。でも録音している様子を生で見て「すごいな〜あんな声出せるんだ」って驚きました。
谷:セリフの「好き」が恋愛対象なのか、人として好きなのかということは考えました。私は最初恋愛対象として好きなのかなと思ったのですが、物語を理解していくうちに、ルーはいつも元気な子で、恥ずかしいという気持ちをあまり持たないと思ったので、すごく素直な気持ちで言いました。
谷:すごく元気なところは私と同じです。「嫌なことがあってもすぐに忘れられる人だね」ってよく言われます。喧嘩をしても「さっきはごめんね」ってすぐ謝ることができたり、傷つくことを言われてもあまり気にしないタイプです。
谷:私はすごい文房具が好きなんです。でも小学生のときは鉛筆しか使っちゃいけなかったので、大好きなシャーペンとかは、ずっととってあるんです。
谷:そうなんです。鉛筆4本とシャーペン4本用意しています。あとは、小学校のときに使っていた消しゴムとかも、すごく可愛いので、新しいものにするのがもったいないんですよね。消しゴムカバーを捨てたくないし……。
谷:部活に入りたいです。いろいろあるのですが、一番興味があるのが家庭科部です。裁縫とか、調理実習とか、そういうのを部活でやるのです。
谷:得意か分からないですが、バックとかリュックとかを自分で作ってみたいんです。今度の誕生日にはミシンをお願いしようと思っているんです。裁縫には挑戦したいです。
谷:たぶんまだ無理だと思いますが、大人の役、例えばOLさんとか、キャリアウーマンの役をやってみたいんです。あとはパティシエとか……。仕事がで出来て女子力が高い役、会議で発言したり、パソコンを駆使して仕事をしたりする役をやりたいです。
谷:私はママに「女子力低いよね」って言われることが多いんです。私服でも可愛いスカートより、楽なズボンの方が好きだったり……。ちょっとずつ女子力もつけていきたいです。
谷:ママに13年間育ててくれてありがとうと伝えたいし、妹にも喧嘩したときに、いろいろとひどいこと言ってしまうことがあるので、ゴメンねって言いたいです。
谷:心を閉ざしてしまったカイくんがルーと出会ったことによって、友達の大切さを知ったり、ルーとカイくんの気持ちが、恋愛なのかお友だちなのか……そういう部分を見てほしいです。
(text&photo:磯部正和)
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