1985年8月21日生まれ、イギリス・インフィールド出身。演劇を学ぶために17歳でロンドンに移り住む。その後、Arts Educational School Londonを卒業し、テレビや映画、舞台にと幅広く活躍している。2011年に「The Inbetweeners Movie」で映画デビューをした際には、エンパイア・アワードの新人女優賞にノミネートを果たし、テレビシリーズ「Luther」(15年)では、クリティックス・チョイス・テレビジョンアワードで助演女優賞(テレビ映画部門)を受賞した。大ヒット映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14年)では、主人公の母親役を演じるなど、話題作に次々と出演。私生活では、同じイギリス人俳優のサム・クラフリンと2013年に結婚し、2015年には第一子が誕生している。
2007年からスタートし、今年で10周年を迎える人気シリーズといえば『トランスフォーマー』。日本の変形ロボットの玩具から生まれたといわれているだけに、日本でもファンは多いが、待望の最新作『トランスフォーマー/最後の騎士王』がいよいよ公開を迎える。
前作に引き続いて主演を務めているのはマーク・ウォールバーグだが、共に戦う大学教授でシリーズ初参戦となるのは、イギリス人女優のローラ・ハドック。2013年に「世界でもっとも美しい顔」のベスト30にランクインしたこともある美貌と見事なアクションを披露し、大きな存在感を放っている。数々のテレビシリーズで活躍したのち、映画ではマーベル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に出演するなど、今後が期待されている女優の一人。今回は、現場で感じたことや仕事と家庭の両立について語ってもらった。
ローラ:不安と喜びの両方だったわ。というのも、もちろん最初は「とにかくうれしい」の一言で、大興奮していたんだけど、そのあとに「やっぱりどうしよう」というナーバスな気持ちにもなったのよ。でも、プレッシャーは撮影が始まると吹き飛んでしまった感じだったわね。
ローラ:これほどの大作に出演したことがいままでなかったので、まずはセットに一歩足を踏み入れてたときに、装置の仕掛けの大きさやスタッフの数など、何から何まで驚いてしまって、強烈な印象を受けたわ。だから、一番忘れられないのはやっぱり圧倒的なスケールの大きさかしら。
あと、デトロイトで初日の撮影を終えてから、スタッフと2人でセットに腰かけながら沈みゆく太陽を眺めていたんだけど、そのときに「私、『トランスフォーマー』に出てるんだわ」ってしみじみしたのもとてもよく覚えているわね。
ローラ:さっきも言ったけれど、まずはスケールの大きさというのが他とは比べものにならないというのがひとつ。それから、私はもう少しグリーンスクリーンでの撮影が多いのかなと思ったんだけど、彼は俳優たちに実際の爆発に対するリアルな反応や自然な演技を求めるタイプなので、その場に立てたセットがすごく多かったというのも違うわね。
あとは、あれだけすべての部署にがっつり絡んでいる監督というのはいないと思うわ。つまり、脚本からはじまり、演出だけじゃなくて、自分でカメラを担いで走り回ったり、スタントのコーディネートや仕切りもしていたし、爆破物を仕掛けるのも気がついたら彼が自分の手でやっていたりするのよ(笑)。だから、本当にありとあらゆる部署に絡んでいるという点も、マイケル・ベイ監督ならではだと思うわ。
ローラ:この映画の撮影にあたって、監督が自分に何を要求してくるかわからなかったので、何を言われても対応できるように体をしっかり鍛えておこうと思って、パーソナルトレーナーを探したの。でも、女性の体にとって、妊娠や出産っていろんな変化が起きているから、元の状態に戻すのは本当に大変なことなのよ。
私は出産直後だったということもあって、体調やコンディションを徐々に元に戻しつつ、ヨガやピラティス、バレエ、ボクシング、それから映画のなかにも出てくるポロのトレーニングを実際に全部やったわ。特にポロに関しては、激しいスポーツでもあるから、かなり大変だったけど、でもそれによって私が演じたキャラクターの性格を象徴することができたと思うので、そういう部分には力を入れたわね。
ローラ:4〜5ヵ月くらいよ。もしこの映画がなければ、私は自主的にこんなエクササイズはしばらくやりたくないというくらいだったの(笑)。でも、私についてくれた素晴らしいトレーナーが産後のフィジカルコンディションを整える専門家だったから助けられたわ。
ローラ:いままで自分のなかに秘めていたり、持ち合わせたりしていたありとあらゆる感情に変化を与えているわね。それは粘り強さやスタミナといった強さもあれば、ちょっと気弱になったり、繊細な部分だったり、そういうものすべてが子供を持つことによって倍増されたのよ。だから、それをそのまま女優としても表現することができるというという意味では、大いに変わったと思うわ。
ローラ:幸いなことに、自分の両親をはじめ周りの人たちが私をサポートしてくれているの。ただ、仕事が仕事なだけに、母親業と仕事の両立というのは、やっぱり大変ではあるわね。今回、日本には残念ながら連れてきていないんだけど、2〜3日だけだし、取材をしているだけで面倒を見れなくてかわいそうだから、イギリスの両親のもとに置いてきたのよ。そんな風に家族がサポートしてくれているからであって、自分一人だけではとてもじゃないけど無理だわ。
この映画の撮影のときはずっと一緒に連れて行っていたから、そうやって現場でも一緒に過ごせるのは、とても楽だったと思うの。ただ、これから息子がもうちょっと大きくなってきたら、やり方も変えないといけないとは思っているんだけど。ちなみに、彼はすでに世界中を旅しているから、おそらく私と同年代の人たちよりもマイレージをため込んでいるんじゃないかしら(笑)。
ローラ:まずは今回日本に来ることができて、とてもうれしかったです。ぜひみなさんに『トランスフォーマー/最後の騎士王』を観に行くことをオススメしたいと思っています。私がこの作品を作っているときに楽しんだのと同じように、みなさんにも楽しんでいただきたいです。
(text:志村昌美/photo:小川拓洋)
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