1971年3月31日生まれ、スコットランド出身。初主演作『トレインスポッティング』(96年)でブレイクし、イギリスを代表する若手俳優に。『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99年)でオビ=ワン・ケノービに抜擢され、以後、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02年)、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05年)、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15年)に出演。主な出演作は『シャロウ・グレイブ』(94年)、『ベルベット・ゴールドマイン』(98年)、『ムーラン・ルージュ』(01年)、『ゴーストライター』(10年)、『美女と野獣』(17年)、『プーと大人になった僕』(18年)など。
『スター・ウォーズ』新三部作のオビ=ワン・ケノービ役で知られるユアン・マクレガーが主演した『プーと大人になった僕』が、9月14日から公開される。くまのプーさんと大親友クリストファー・ロビンの“その後”を描いた作品で、仕事に追われかつての輝きを失ってしまったクリスファー・ロビンが、プーとの再会により“本当に大切なモノ”を思い出す姿が感動的だ。
本作でクリスファー・ロビンを演じたマクレガーが、映画の見どころなどを語った。
マクレガー:彼の本のことはもちろん覚えているよ。どの本も僕が小さな頃に読んでもらっていたし、あれらの本をとても大切にしていたことも覚えているし、僕の子どもたちにも読んであげていたからね。僕もちょうどあんなぬいぐるみを持っていたんだ……おかしな腕と脚の関節を持った、ちょっとオールドファッションなクマだったね。くまのプーさんではなかったけどね。今回の映画でプーと一緒に演じたとき、あの古いぬいぐるみの記憶がよみがえってきたよ。
マクレガー:僕はクリストファー・ロビンが本当に好きなんだ。彼を演じることが本当に好きだったし、彼を演じたいと心から思えた。彼そのものとは言わないけど、この性格については、僕自身の中に長い間ずっとあったもののように感じているんだ。
マクレガー:この映画のために作られたりデザインされたキャラクターたちは、驚くほど素晴らしいんだ。彼らはただじっと座っているだけでも驚くほど特徴的だよ。
ぬいぐるみはどれも美しく、とてもリアルに古さのようなものも出ていたね。例えばくまのプーにはお腹のところにちょっとはげかかった小さな箇所があったりした。どれも30年間ずっとおもちゃ箱に入っていたような様相だったよ。
マクレガー:この映画のセットや、僕らが屋外の街角を使ってやったこと、つまり現代のロンドンを1949年のロンドンの街角に変えたその光景に目を向けると、本当にリアルなものに見えるんだ。僕はこれまでにもたくさん時代モノの作品に出ているけど、時代モノの映画の危ないところは、ややもするとやり過ぎ感が強すぎて時代ばかりが見えてしまうことなんだ。だけどこの映画は、うまいこと、そうはならずにいる……とにかくとてもリアルに感じられるものになっているね。それはきっと、この映画の才能豊かなプロダクション・デザインや衣裳デザインのお陰ではないかと思うんだ。
マクレガー:マークや、たとえば撮影監督のマティアス・コーニングスウィーザーとか、彼がこの映画を一緒に作るため選んだスタッフが素晴らしい仕事をしたおかげで、美しい屋内や屋外のセットの数々もそうだけど、すべてがとにかくものすごく美しくてクラシックでリアルなものになっているね。
マクレガー:ヘイリーと僕は数年前にウディ・アレン監督の『ウディ・アレンの 夢と犯罪』という映画でコリン・ファレルと一緒に共演しているんだ。あれは確か彼女が演劇学校を出て最初に出た映画だったんじゃないかと思うけど、あの映画で彼女と一緒に仕事をするのは楽しかった。だから、監督からこの映画で彼女をキャスティングしようと思っていると聞いて嬉しかったよ。
それから、ブロンテはラブリーだね。彼女はとてもナチュラルで、それでいて、とてもリアルなんだ。演じているときの彼女がとても素晴らしいのは、まったくの不動心を保っているところだね。とにかく彼女は本当にとても上手だし、本当に愛おしいね。
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