1997年10月13日生まれ、鳥取県出身。2011年に連続ドラマ「それでも、生きてゆく」で女優デビュー。その後、ドラマや映画に精力的に出演し、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(18年)やドラマ『チア☆ダン』(18年)では、友情に熱い女子高生を演じ、高い評価を得る。待機作には『東京喰種 トーキョーグール【S】』(7月19日公開)などがある。
ゲーム好きの青年がブログにつづっていた日記を映画化した『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』。突然会社を辞めた父の本音を知りたい息子が、正体を隠してオンラインゲームで父親と共にプレイすることで、交流を図る姿を描いたハートフルストーリーだ。
本作で、吉田鋼太郎演じる父・暁の娘で、坂口健太郎扮する兄・アキオの妹・美樹を演じているのが女優の山本舞香だ。原作にはないオリジナルキャラクターを演じた山本が、作品の見どころや、「超仲がいい」という家族について語った。
山本:そうなんです。だからかなり自由に演じさせていただきました。野口(照夫)監督にも、普通のお父さんと娘の感じが出せたらいいなと思って、いろいろとアイデアを提案させていただきました。
山本:家族のなかでもムードメーカーになっているのが私と(財前直見演じる)お母さんだったので、楽しい雰囲気を出せたらいいなと思っていました。お兄ちゃんとお父さんの間で、お互いの伝えたいことを私が伝達するシーンの動きや、お兄ちゃんがお父さんにゲームを教えてあげているシーンで美樹が写真を撮っているのはアドリブなんです。そういったことをやりやすい雰囲気の現場でした。
山本:私は結構人見知りで、初対面の人とは2週間ぐらいたたないと仲良くなれないのですが、坂口さんや鋼太郎さん、財前さんとはすんなり家族っぽくなれましたね。
山本:家族という関係性なので、私が頑張ってめっちゃ話しかけたというのはありましたが、それでも坂口さんは、すでにどこかの現場でご一緒したことがあるような話しやすい雰囲気はありました。鋼太郎さんは共通の知り合いが結構いたので、その部分でも話しやすかったのかもしれません。
山本:佐藤隆太さんが演じた吉井のセリフに「家族でも他人だから」というのがあったのですが、確かにそうだなと思いました。うちの家族はとにかく仲が良くて、岩本家とは真逆な感じだったのですが、一般家庭はこんな感じなのかなと……。だから演じていて新鮮で楽しかったです。
山本:途中結構こじれてしまう部分はありますが、基本的に美樹はお父さんのことが嫌いじゃないし、喧嘩したことによってお互い成長できた部分もあるし……。普通のいい関係なんじゃないですかね。
山本:普段やらないのですが、撮影中ゲーム機を買ったんです。でも接続とか難しいだろうなと思うと、そこで止まってしまうんです。お父さんみたいにドライバーは持ってきませんけど(笑)。
山本:私は(ゲーム上でのデートは)ないですね(笑)。でも海とか映像がものすごくきれいなので、ロマンチックではありますね。(佐久間)由衣ちゃん演じる里美は、すごく純粋で、気になる人と会話するためにゲームを始めるなんていうのは、めちゃくちゃ可愛いなと思いますね。
山本:めっちゃ面白いんです。普段無口なのに、背中ごしにクイズに答えていたり、コントローラーに向かってありがとうございますっていうシーンだったり……。後ろでゲラゲラ笑っていました。美樹を演じる上でも、すごく自然に馴染めました。
山本:家族でご飯を食べに行った帰り、車を降りて家まで歩くのが嫌で、いつも寝たふりをしていたんです。そうするとお父さんがおんぶしてくれるんですね。そのときお父さんの背中で聞いていた、靴の音や心臓の音は全部覚えています。ほかにも楽しい思い出はいっぱいあるのですが、あの音を聞くとすごく安心するんですよね。あとは、私が喘息持ちだったので、いつも背中をさすって一緒に寝てくれた思い出もあります。
山本:怒ると怖いんですけれど、すごくいい人です(笑)。
山本:まったくなかったです。
山本:めっちゃ仲いいですよ。一緒に寝たりするし、二人で飲みに行ったり、買い物に行ったりもします。恋愛の話もします。親友みたいな感じ。弟もいるのですが、どちらもすごく仲がいいです。
山本:全くダメですね。そもそも、そういう役がないですからね。この役もそうですが、全然色気を出せるような役がないです! 今後あればいいんですけれどね。
山本:楽しいというよりは、まだ目の前にあることをこなしていくことで精いっぱいですね。なんとか周囲の人にフォローしてもらって、なんとかやっていけてるって感じです。
山本:余裕はないです。でも慣れが一番怖いなとも思っているので、それはそれでいいのかもしれません。私は気分屋なので、そのときに感じたことを発言し、行動してしまうので、なによりも“いま”が一番大事なんですよね。
(text:text:磯部正和/photo: 小川拓洋)
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