2010年生まれ、東京都出身。2014年にミュージカル「ミス・サイゴン」のタム役でデビュー。映画『3月のライオン』(17年)のモモ役での演技で注目される。米津玄師が作詞・作曲した<NHK>2020応援ソングプロジェクトの曲「パプリカ」を歌う「Foorin」のメンバーにもオーディションで選ばれており、2018年の紅白歌合戦にも出場。『ディリリとパリの時間旅行』(19年)では、ディリリ役で日本語吹き替えを担当した。
伊集院静の短編を映画化した『駅までの道をおしえて』は、愛犬ルーが帰ってくると信じて待ち続ける少女と、息子との再会を願う老人が、年齢を超えた真の友情を育む感動作。
主人公の少女サヤカに抜擢されたのは、『3月のライオン』で注目を集めた子役の新津ちせ。現在小学3年生の新津は、子どもたちに大人気の「パプリカ」を歌うユニット「Foorin」の最年少メンバーとしても活躍中だ。そんな小さな演技派に、初主演作についてインタビュー。最初は少し緊張していたものの、食べ物の話題になると元気いっぱいに! 可愛らしい笑顔と共に、撮影の思い出を語ってくれた。
新津:3度目のオーディションがルーと一緒に公園で遊ぶというもので、犬がどれくらい好きかをみる審査だったんですけど、そのときルーに初めて会って、本当にかわいかったです。
新津:動物は好きだから、オーディションには受かりたいなとは思っていたけど、受かるとは思ってなかったので嬉しかったです。
新津:犬とか動物を飼うのは初めてだったから、「お座り」とか「待て」とかもスムーズに言えなくて。だから、犬のことをひとつひとつ勉強したり、犬の本をいっぱい読んだりしました。ルーと一緒に暮らしはじめたら、ルーがどんどん私になつくようになってきて、信頼関係が築けたかな、と思いました。
新津:大変だったことは、う〜ん、たしかに犬を飼うのは初めてだったから「大丈夫かな」とは思ったけど、飼ってみたらやっぱり楽しくて、大変とは思いませんでした。
新津:私が気を付けていたことは、サヤカになりきるということです。サヤカの気持ちを想像して、サヤカを演じました。
新津:私も走ることが好きで、似ているところは多かったです。
新津:楽しかったのは、ルーとイルミネーションのある公園に行ったりしたことです。
新津:お散歩中のセリフは、ほとんどアドリブです。
新津:ポスターにも使われているシーンで着ていた黄色いワンピースです。黄色が好きなんです。
新津:自分の役も自分ではないように見えるから、泣いちゃいました。
新津:フセさん役の笈田ヨシさんは世界的に活躍している俳優さんだと聞いていたので、初めて会うときはドキドキしてたんですけど、会ったらふつうに話しかけてくださって、それが嬉しかったです。
新津:おばあちゃん役の市毛良枝さんがすごくいっぱいお話してくれたので、市毛さんみたいになりたいです。
新津:ケータリングでフォーを食べて、それが私が初めて食べたフォーで、すごくおいしかったのが印象に残ってます!
新津:しました。2、3杯は食べました。他にもカレーなどもおいしかったです。
新津:はい。「パプリカ」を歌っているFoorinの仲間にも、「ちせはいっぱい食べるよね」と言われます。
新津:私が初主演を務めました映画「駅までの道を教えて」が、10月18日より全国公開となります。ぜひ劇場でご覧ください!
(text:中山恵子/photo:小川拓洋)
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