『その手に触れるまで』ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督

狂信化した少年の行方…ベルギーが誇る兄弟巨匠監督現代が描く問題作

#ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
Jean-Pierre Dardenne/Luc Dardenne

兄のジャン=ピエールは1951年4月21日生まれ、弟のリュックは1954年3月10日生まれ。いずれもベルギー、リエージュ近郊出身。1974年からドキュメンタリー製作をはじめると、翌年には製作会社「Derives」を設立し、様々な題材のドキュメンタリー映画を撮り続ける。その後、長編劇映画4作目の『ロゼッタ』(99年)で、カンヌ国際映画祭コンペティション部門初出品にしてパルムドール大賞と主演女優賞を受賞。主な代表作は、『ある子供』(05年)や『少年と自転車』(11年)、『サンドラの週末』(14年)など。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に8作品連続出品という前人未到の快挙を達成し、21世紀を代表する世界の名匠とも呼ばれている。