佐々木希×谷原章介

切ないラブストーリーで共演した2人が、それぞれの恋愛観を語った!

 

『天使の恋』 佐々木希×谷原章介 インタビュー

映画『天使の恋』佐々木希×谷原章介インタビュー

 

生き方が格好良ければ、何歳年上でも恋してしまう

  •  過去の悲しい経験から人を信じることができなくなった17歳の女子高生と、絶望を抱え周囲に心を閉ざす35歳の大学教授。『天使の恋』は、出会うことのない2人が出会い、恋に落ちる姿を描いたラブストーリーだ。

     携帯サイトで驚異的な人気を博した小説を映画化した作品で、仲間たちを冷酷に操る、美しくカリスマ性のある主人公・理央(りお)を、女性誌モデルとして活躍し、若い女性たちに大人気の佐々木希が好演。理央が恋するさえない大学教授・光輝を谷原章介が演じている。

     本作で映画初主演を果たした佐々木と、最初は緊張気味だった佐々木を共演者としてサポートし、女優としての魅力を引き出していった谷原に、映画について、そしてそれぞれの恋愛観などについて話を聞いた。

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  • ──今回の話を聞いて、佐々木さんは「絶対、無理!」と思ったと聞きましたが、なぜですか? また、撮影前に、谷原さんも交えて演技を練習したそうですが、いかがでしたか?
  • 佐々木:これまで、谷原さんが主演されていた『ハンサム★スーツ』とドラマ『神の雫』に出たことがあるだけだったので、自信がなくて、無理だと思いました。演技のやりかたも分からなかったし……。
  •  なので、クランクインの1ヶ月半くらい前から、監督さんたちにレッスンをしていただきました。その時に谷原さんも参加してくださって。まさか一緒にやっていただけると思わなかったので、とってもありがたいと思いました。
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  • ──いじめや援助交際をはじめショッキングな描写もある作品。佐々木さんが大胆に肌を露出するシーンもありますが、演じてみていかがでしたか?
  • 佐々木:台本を読んだときは、結構過激だなと思いました。でも、それぞれに理由があるので、そこまでイヤだとは思いませんでした。逆に、かわいそうだと思ったくらい。光輝と出会い、前向きに生きていこうとする姿はすごく格好いいと思いました。
     監督からは、どん底に落ち、悪いことをするようになった理央はクールに演じ、光輝と出会ってからは、ピュアで明るい部分を出して、2つの感情を演じ分けるように言われました。
     理央は、本当はすごく心のきれいな女の子だと思うので、最初と最後は、ピュア感が出せるようにがんばりました。
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  • ──谷原さんは、光輝のキャラクターについて、どう感じましたか?
  • 谷原:とても独りよがりで格好をつけた生き方をしているというか……ナルシスティックな部分もあるのかな、と思いました。
     元々、人付き合いが苦手な人だと思うのですが、人と関わらないよう、迷惑をかけないように生き、とてもかわいそうな人だと思うんです。だから、彼は理央に会って救われたんじゃないかな。
     最後に、弱い部分を理央にさらけ出した光輝には、魅力を感じますね。
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  • ──2人で撮影に臨んだ最初の日が、いきなりキスシーンだったそうですね。
  • 佐々木:すごく緊張して、手汗もすごかったんです(笑)。その時、谷原さんに緊張していることを話したら「大丈夫だよ、気楽にやろうよ」って言っていただいて、気持ちがほぐれました。キスシーンの撮影前には、歯磨きしました!
    谷原:僕はガムを噛みました(笑)。
     緊張感って大事なんですけど、緊張しすぎたらお芝居がガチガチになっちゃいますし、だからといって、僕がヘンな冗談や品のない話をしてたら、雰囲気が台無しですよね。だから、いい雰囲気を作ろうということは考えました。特にキスシーンだからと言って、ヘンに意識しすぎないようがんばりました(笑)。ただ、初日というのはビックリしましたが……。
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  • ──人を愛するピュアさが胸に残る作品ですが、ご自身が誰かを好きになるポイントは?
  • 佐々木:光輝は無愛想で強がっていますが、私はそういう性格をなんとかしようと思うタイプ。こういう人、大好きです(笑)。理央が、振り向いてもらうためにアピールするところは共感できました。好きな人を追うのは、楽しいですよね。
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  • ──恋人との年齢差は、何歳までだったらOKですか?
  • 佐々木:生き方が格好良ければ、何歳でも大丈夫です!
  • 谷原:僕も、大人としてちゃんと会話でき、精神年齢がある程度合うのであれば、何歳でも。
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  • ──撮影を通じて、お互いをどんな人だと思いましたか?
  • 佐々木:きさくで、ムードメーカーで、楽しい人というのが最初の印象で、その後も印象は変わっていません。いつも誰かをからかっていて、スタッフさんとのやりとりを見て、いつも笑わされていました。
  • 谷原:根性がある子です。
     最近の若い子……なんていうと、僕も歳をとったみたいでイヤなんですけど、若い子たちは、あまり頑張ろうとしない、あるいは、頑張りを表に出さないという印象があります。希ちゃんも最初は、NGを出しても「え〜いいじゃん、OKにしてよ」なんて言ってたのに、クランクアップ直前には、監督がOKを出しても、「気になるから、もう一度やらせてください」と言うくいらいに変わっていった。
     表に出すのが格好悪いと思っていたのか、やっていくうちにそういう気持ちが芽生えたのかは分かりませんが、根性あるな、と。
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(09/11/05)

映画『天使の恋』佐々木希×谷原章介インタビュー

ささき・のぞみ/左
1988年生まれ、秋田県出身。女性誌「PINKY」専属モデルとして活躍。ロッテのガム「Fit’s」をはじめ様々なTVCMにも登場し、人気を博している。08年に『ハンサム★スーツ』で女優デビュー。本作が初主演作となる。

たにはら・しょうすけ/右
1972年7月8日生まれ、神奈川県出身。雑誌『メンズノンノ』専属モデルを経て、95年に映画『花より男子』で俳優デビュー。映画、ドラマ、舞台などで活躍。07年より情報番組『王様のブランチ』の司会を担当。

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映画『天使の恋』佐々木希×谷原章介インタビュー

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映画『天使の恋』佐々木希×谷原章介

撮影現場で真剣に打ち合わせする佐々木希(左)と谷原章介(右)

 

 映画『天使の恋』佐々木希×谷原章介

『天使の恋』
2009年11月7日より新宿バルト9ほかにて全国公開

(C) 2009『天使の恋』製作委員会
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