北川景子

平凡な女子高生からモデルへと変貌する過程を見事に表現!

 

『パラダイス・キス』北川景子インタビュー

北川景子

 

原作ファンの期待を裏切らないよう心がけた

  • 人気マンガ家・矢沢あいの原作を映画化した『パラダイス・キス』。1人の女子高生が、デザイナーを目指す専門学校生たちと出会ったことで、新たな人生へと踏み出していく様子を描いた青春映画だ。

    主人公・紫を演じたのは北川景子。親に言われるがままに進学校へと進み、大学受験を控えながらも自分の将来を見つけかねている紫を自然体の演技で演じ、リアルな共感をもたらしている。そんな北川に映画について話を聞いた。

    ・[動画]『パラダイス・キス』完成披露試写会/北川景子、向井理ほか

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  • ──主人公・紫に共感した点はありますか?
  • 北川:共感できる点はがんばり屋さんなところ。彼女は小さい頃、良い成績を取ることでお母さんに褒められ、喜んでもらえたことが嬉しくて頑張ります。でも、頑張れば頑張るほど、どんどんプレッシャーが大きくなり、追い詰められていきます。私も小さい頃に同じような経験をしたので、共感することができました。
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  • ──ファッションをテーマにした作品ですが、劇中でお気に入りのスタイルはありますか?
  • 北川:ポスターにも使われているんですが、マイケル・ジャクソンの衣装風の勲章のようなものがついているジャケットに、ちょっとフェミニンなフリルが付いたトップスを着て、黒のミニスカートをはいているスタイルです。フェミニンとクールな雰囲気がミックスされていて、一番気に入っています。
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  • ──紫が惹かれていく天才デザイナーのジョージを向井理さんが演じています。初共演してみた感想は?
  • 北川:私と同じで人見知りだったからか、一番最初は言葉も少なくて。だんだん仲良くなっていきました。クールで近寄りがたい人かなと思っていたのですが、意外にイタズラ好きでオチャメだということが発覚しました。
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  • ──五十嵐隼士さんや大政絢さんなど、ほかの共演者たちの印象は?
  • 北川:賀来くんはとても真面目で気を遣う人で、みんなの空気をいつも読んでくれていましたね。絢ちゃんも真面目で、仕事に対して本当にひたむき。でもちょっと天然なところがあるので、特に男性陣がすごく癒されていました。五十嵐くんはムードメーカーで、みんなの輪を大切にしている人だと思います。山本くんはみんなから愛されるキャラで、私にとっての癒しの存在でした。
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  • ──撮影中、楽しかったエピソードはありますか?
  • 北川:みんなで「パラキス・ダイエット」と言って差し入れのお菓子などを食べるのを我慢していて、誰かが食べようとすると「パラキス・ダイエットだよ」と言って止め合っていたのが印象に残っています。
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  • ──紫を演じる上で苦労したことはありますか?
  • 北川:原作ファンの方たちの期待を裏切らないように、原作の絵と本当の自分の体型を近づけることを心がけていました。撮影中、ダイエットすることが一番苦労した点ですね。
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  • (2011/6/3)

    撮影:依田佳子

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深田恭子"きたがわ・けいこ
1986年8月22日生まれ。兵庫県出身。2003年に女優デビュー。雑誌「Seventeen」のモデルとしても活躍。森田芳光監督作『間宮兄弟』(06)でスクリーンデビュー。『月の恋人〜Moon Lovers〜』(10)などの人気ドラマでも活躍。主な出演映画は『ハンサム★スーツ』(08)『花のあと』(10)など。

北川景子

『パラダイス・キス』場面写真
 『パラダイス・キス』
2011年6月4日より丸の内ルーブルほかにて全国公開
(C) 2011「パラダイス・キス」製作委員会

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