1996年6月6日生まれ。広島県出身。2017年に第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン審査員特別賞を受賞し、2018年にブロードウェイミュージカル『ピーターパン』で俳優デビュー。2019年にはテレビドラマシリーズ『ウルトラマンタイガ』主演。ほかに、『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』主演(2020年)、テレビ宮崎開局50周年ドラマ『ひまわりっ 宮崎レジェンド』(2020年)など。公開待機作に、主演映画『Bittersand』がある(2021年夏公開予定)。
2019年7月から12月にかけて放送された特撮ドラマ『ウルトラマンタイガ』が、『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』として3月6日より公開する。ニュージェネレーションヒーローシリーズ第7作目で、民間警備組織E.G.I.S.の新入社員・工藤ヒロユキが、ウルトラマンタロウの息子「ウルトラマンタイガ」をはじめとした「タイタス」「フーマ」という複数ヒーローに変身し、地球の平和を守るために戦う物語だ。
2018年に芸能界入りし、本作のヒロユキ役でドラマ初主演に抜擢された俳優の井上祐貴が、ドラマから劇場版へと駆け抜けた思い、今後の目標、そしてウルトラマンにちなんだ3分間できる特技までユーモアたっぷりに語ってくれた。
井上:もう、圧巻でした。ニュージェネレーションの主人公がみんなで変身するシーンは一番と言っても過言ではないくらい好きです。それに匹敵するくらい熱いシーンも沢山あるので、そこだけ推すのはもったいないくらい濃い内容になっています。よく70〜80分であれだけ込められたなと何回も見たくなりました。
井上:僕の中で胸熱だったのは、ニュージェネレーションのみんなが変身した後にそれぞれの戦い方やフォームがちゃんと描かれていたところです。あと、トライスクワッドのタイガ、タイタス、フーマの3人が同時に出てくる事は基本的にないですけど、今回はそれがあるんです。3人が力を合わせて戦うシーンはすごくかっこ良かったです。「これがトライスクワッドの力だ!」と言いつつも大したことはしていないんですけど(笑)。でも、そこもタイガっぽくて、トライスクワッドならではのコンビネーションが描かれているので注目していただきたいです。
井上:ヒロユキがニュージェネの先輩方たちから一言ずつ労いの言葉をいただくシーンがありますが、あそこはどんな言葉をかけてくださるか分かっていても、いざ撮影になり実際に先輩方がズラっと並んで自分に向かって言ってくださった時は感動しました。
井上:劇場版はドラマの半年後が描かれているのですが、かといって成長してめちゃくちゃいい先輩になっているわけでもなく、後輩ができたからと調子に乗ってしまったり。そうやって先輩面をしているヒロユキを演じているときにちょっとヒロユキらしいなと成長を感じたりしました。(テレビシリーズの)序盤のヒロユキからは想像できないような台詞もあります。
井上:お芝居もそうですけど、現場での居方や、どこから撮られていてどういうシーンに繋がるのかや、リアクションも特撮ならではの、その場にいないものに対しての反応や会話を求められる作品でしたので、そういう部分は成長を感じることができていい経験ができたと思います。
井上:グリーンバックは最初特に苦戦しました。町にどんなレベルの被害が出ているのか、怪獣が何をしているのかも分からなくて。最初に比べると特撮ならではのリアクションには慣れたと思います。
井上:ガラリと変わりました。朝早いのにも慣れましたし、信号無視をしないとか電車の優先席には座らないとか、当たり前のことを当たり前にできるように心がけていました。そういう事を癖づけることができて人として成長できたので、良かったと思っています。
井上:(1月現在)まだステージがあるので僕の中では終わっていませんが、ドラマと劇場版の撮影が終わった時は「この日を迎えることができたんだ」という思いでいっぱいでした。本当にたくさんの方に感謝しました。最初は新人として右も左も分からない状態でしたので、ここまで無事に走りきることができたという達成感がありました。
井上:どちらでもなくて、一安心でしょうか。とりあえずこの日を迎えられたという安心でした。寂しさや嬉しさもあったと思いますけど、ほっとしたのが一番でした。
井上:まだウルトラマンしかがっつりと演じさせてもらっていないですけど、ウルトラマンに関しては声援だと思います。今は色々なところでショーをさせていただいていて、生の声援を聞けるのはとても原動力になっています。声援ってこんなに原動力になるんだ、と思うくらい、いただいています。
井上:確かにそうですよね。僕はこれがほぼ最初の作品でそうやって進んでいますけど、これからファンの方と会える機会が少なくなっていくかもしれないので、なおさら今を楽しまないと、と噛みしめながら立たせていただきます。
井上:ずっと目標に掲げているのが“アクションができる刑事”役です。もちろん他の役もやりたいですけど、今回アクションをやらせていただいて、もっとできるようになりたいと心から思って頑張っています。何で刑事かというと小栗旬さんが好きで、出演されていた刑事ドラマにすごくハマっていて。そこにはアクションのかっこ良さもありましたので、僕も僕なりにそう思われるような刑事役を演じてみたいです。
井上:『クローズZERO』いいですよね。『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』というドラマも好きで、小栗さんは西島秀俊さんと同僚という間柄だったので、僕は小栗さんの部下を演じてみたい、と勝手に想像しています(笑)。
井上:えーと…難しいですね(笑)。そうですね、小学生の頃に1年から4・5年生くらいまで水泳をやっていて、自由形で25メートルは息継ぎなしで泳げました。肺活量には自信がある方で、前に計ったら3分は越したことがあります。なので、ウルトラマンが戦う時間の3分にちなんでいうと、お風呂とかプールに3分間は潜ってられます(笑)
(text&photo:ナカムラ ヨシノーブ)
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