マルタン・プロヴォ
Martin Provost
1957年、フランス・ブレスト出身。2008年、フランスに実在した素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイの生涯を描いた『セラフィーヌの庭』(08年)が批評家から絶賛され、興行的にも成功を収める。同作で初タッグを組んだヨランド・モローの主演女優賞をはじめ、作品賞・脚本賞を含むセザール賞7部門を受賞。13年に公開された『ヴィオレット ある作家の肖像』(13年)では、女性として初めて自らの生と性を赤裸々に書いた実在の作家ヴィオレットの実像を、彼女の才能を見出したボーヴォワールとの絆を軸に描き、高く評価された。『ルージュの手紙』(17年)では大女優カトリーヌ・ドヌーヴとカトリーヌ・フロの初共演を実現させ話題に。