ムーミンの生みの親トーベ・ヤンソンが踊る! ちょっぴり変わったダンスをするメイキング映像!

#TOVE/トーベ#トーベ・ ヤンソン#フィンランド#ムーミン

自由気ままに踊るのが好きだった

ムーミン」の原作者として知られる、フィンランドの作家トーベ・ ヤンソンの半生を描いた映画『TOVE/トーベ』が2021年10月1日より公開される。この度、トーベ・ヤンソンの姪であるソフィア・ヤンソンがトーベとの想い出を語るシーンのほか、トーベ本人が自由気ままにダンスするシーンを捉えたメイキング映像が解禁となった。

“ムーミン”のはじまりは、走り書きのイラスト。一人の女性との出会いが運命を変えた

「彼女の優しさこそが自身の体験を活かす才能なのです」「生きるということの本質を表現するのがとても上手なんです」―トーベ・ヤンソンの姪であるソフィア・ヤンソンが、彼女との想い出を語るシーンから映像は始まる。ともに映るのは、ヘルシンキ市庁舎のためにトーベが1947年に手掛けたフレスコ画「都会のパーティー」を映し出した映像。どこか不思議な印象を残すこの絵画は童話作家というだけでなく、彼女が優れた画家でもあったことを示す一作でもある。

その後に続くのは、いつでも“自分のリズムで気ままに踊る”ことが大好きだったというトーベ本人が草原で踊る姿を捉えた貴重な映像! 少しユーモラスで個性的なこのダンスを踊る彼女の姿は、ザイダ・バリルート監督が「映画を作るにあたりトーベの“真実”を描くのは不可能だと理解しました、そんな無謀なことは諦めました」「私に出来たのは彼女の人生に触れ、ある意味遊ぶこと。この挑戦をクリアにするため真剣に遊びました」という言葉を裏付けるようにも見える。

ムーミン誕生秘話が明かされる

第二次世界大戦下のフィンランド・ヘルシンキ。激しい戦火の中、画家トーベ・ヤンソンは自分を慰めるように、 不思議な「ムーミントロール」の物語を描き始める。やがて彼女は爆撃でほとんど廃墟と化したアトリエを借り、 本業である絵画制作に打ち込んでいくのだが、著名な彫刻家でもある厳格な父との軋轢、保守的な美術界との葛 藤の中で満たされない日々を送っていた。

それでも、若き芸術家たちとの目まぐるしいパーティーや恋愛、様々な経験を経て、自由を渇望するトーベの強い思いはムーミンの物語とともに大きく膨らんでゆく。そんな中、彼女は舞台演出家のヴィヴィカ・バンドラーと出会い激しい恋に落ちる。それはムーミンの物語、そしてトーベ自身の運命の⻭車が大きく動き始めた瞬間だった。

『TOVE/トーベ』は2021年10月1日より公開。