ザ・スミスファンがラジオ局をジャック! 長年語り継がれる伝説の事件とは?

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伝説の事件に着想!『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』特報が公開

5人の若者が自分を探し彷徨う一夜を、ザ・スミスの名曲で彩る珠玉の青春音楽映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』が123日より公開される。この度、特報映像が公開された。

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本作は、長年語り継がれる「ザ・スミスファンのラジオ局ジャック事件」に着想を得て、未来への不安と自分を探して彷徨う刹那を描いた、珠玉の青春音楽映画。

コロラド州、デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きなザ・スミス解散のニュースが流れても普段と変わらない日常に傷つき、レコードショップの店員ディーンに「この町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、友だちが軍隊に入るので仲間と集まるからとクレオは出かけていく。1人になったディーンは、地元のヘビメタ専門のラジオ局に行ってザ・スミスの曲をかけろとDJに銃を突きつけた。同じ頃、クレオ、ビリー、シーラ、パトリックの仲良し4人組は、パーティーでバカ騒ぎをしながらも、自分自身や将来について思い悩んでいた──。 

公開された特報映像では、ザ・スミスが解散したその日、「ザ・スミスの曲をかけろ!」とラジオ局が銃を持った一人の若者にジャックされ、それをDJがリアルタイムで放送しているシーンから始まる。映像ではパーティーに出かけ、友だちと騒いでいても、内心では将来への不安で押しつぶされそうになる若者たちのやるせない姿が切り取られる。

そんな中でも“SMITHS FOREVER”と書かれた布を持って集まったファン、そして「彼らの曲が僕らを救済する」とラジオをジャックしたディーンの姿から、いかにザ・スミスが当時の若者たちの代弁者となり、心の拠り所となっていたかが、短い映像の中からでも伝わってくる。

1980年代、痛烈な音楽と独特の音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド、ザ・スミス。本作にはタイトルにもなっている「ショップリフターズ」、代表曲の「ゼア・イズ・ア・ライト」ほか20曲以上の楽曲や、貴重なインタビュー映像が全編に散りばめられており、音楽ファンも必見の作品だ。80年代のファッションや空気感を見事に再現している点も楽しみにしたい。

『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』は123日より公開される。