累計101万部突破の小説を永野芽郁×田中圭×石原さとみ出演で映画化
累計発行部数101万部を突破した本屋大賞受賞作を映画化した『そして、バトンは渡された』が、10月29日より全国公開される。その公開を前にした10月20日、永野芽郁、田中圭、石原さとみが共演した同作の学生限定サプライズ登壇試写会イベントが開催された。
・永野芽郁、特訓したピアノで伴奏すると田中圭が歌う…「今日で終わるのが寂しくてしょうがない」
主演の永野芽郁は原作の大ファンでもあり、「この役は絶対に自分が演じたい!」と熱い想いを実現させた。苗字が4回も変わる数奇な人生をポジティブに捉えながらも、人知れず不安や葛藤を持ち合わせている主人公・優子を繊細に演じる。優子の血の繋がらない父親・森宮さん役は、2021年「父親にしたい俳優 No1」に選ばれ幅広い世代に支持のある田中圭。血の繋がらない父娘という全く新しい親子像を感動的に演じ切る。夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女性・梨花に石原さとみ。“理想の女性”として常にその生き方が注目される石原が、物語のキーパーソンとなるシングルマザーで初の母親役を演じる。
また、優子に恋心を抱く同級生であり、天才ピアニストとして周囲から大きな期待を寄せられる早瀬賢人役に岡田健史。梨花の血の繋がらない娘・みぃたん役に、『漁港の肉子ちゃん』の出演が話題となった稲垣来泉。梨花に翻弄され、梨花とみぃたんの物語に深く関わっていく役柄に大森南朋と市村正親。各世代の実力派俳優陣が出演している。そして『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲監督の確かな演出力により、感動の小説は感動の映画へと変わった。
この度、『そして、バトンは渡された』の公開に先駆け、高校生と大学生100名を集めた学生限定試写会が開催された。本編が進むにつれて会場では鼻をすする音が響き渡り、終了後も涙を流している学生たちが多数。そんな幸せな感動が冷めやらぬ中、突如、優子の義理の父親・森宮役を演じた田中圭からのスペシャルメッセージがスクリーンに流れ、観客たちがざわつく。スケジュールの都合で会場に向かうことができなかった田中からの一言かと思いきや、「僕の代わりに娘の優子ちゃんに行ってもらおうと思います!」との呼び込みに合わせ、永野が姿を現すと会場はパニック状態に!
女子高生・優子役を演じた永野は、「自分の卒業式のときはピアノ経験がなかったので、伴奏者にも立候補できなかったし、学生の時からピアノを弾けていたらもっと楽しかったなと思いますと、自身の学生時代を照らし合わせながら振り返った。
父親・森宮役の田中とは今回初共演となるが、「とにかく寝癖がひどい!(笑)芸術レベルなんで、寝癖写真展を開いてほしいです」とマル秘エピソードを暴露する一方、「俺が俺がって感じはしてないし、ふざけて良く分からない嘘つくし、人を和ませる力が凄くある方だなと思います」とその人柄の魅力についても語った。
学生から永野への質問コーナーは両者が直接会話を交わす貴重な機会に。学生から「印象に残っているシーンはどこですか?」と聞かれると、永野は「卒業式のシーンは初めてのピアノとお芝居を両立しないといけなかったので苦戦していたんですけど、だからこそ印象に残っています」と答えた。続いて「学生のうちにやっておいてよかったなと思うことは?」との質問には、「社会人になって初めて勉強できる時間って貴重だったんだなと気づきました。でも全て勉強っていうのも大変なので、授業の半分くらいを目標に勉強も頑張ったらいいのかなと思います!」と返答して笑いを誘った。
イベントには夢を追いかける学生も多かった。優子や早瀬と同じくピアノに打ち込む女子高生は、「プロのピアニストになるために、音大受験を目指して頑張っています。物語も私と重なる部分があって胸に刺さりました」と語り、永野からの「私は3ヶ月の練習でここまでしか上達できなかったんですけど、ピアノを練習してみて、改めてピアノの大変さを知りました。プロのピアニストを目指すために練習も沢山していて本当に凄いと思います。頑張ってください!」という温かいエールに思わず涙を流した。
最後に永野から観客へ向けて、「本当はあと4時間ぐらい話したいです!(笑) この映画を見て、最初に感想を聞けたのが皆さんでした。大切な人にこの作品についてお話してほしいです」と感極まる想いを述べてイベントは終了。笑顔と幸せな涙で埋め尽くされた感動的な時間が幕を閉じた。
『そして、バトンは渡された』は10月29日より全国公開される。
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