松居大悟監督熱望の東京国際映画祭コンペティション部門受賞に期待
『バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画をつくったら〜』(21年)『くれなずめ』(21年)と注目作が続いている松居大悟監督が、池松壮亮と伊藤沙莉を主演に迎えた来春全国公開のオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』。第34回東京国際映画祭のコンペティション部門にも選出された同作の特報が公開された。
・池松壮亮&伊藤沙莉のW主演『ちょっと思い出しただけ』公開決定!
『ちょっと思い出しただけ』はコロナ禍という時代性を纏った新しい形のちょっぴりビターなオリジナルラブストーリーだ。怪我でダンサーの道を諦めた照生(池松)とタクシードライバーの葉(伊藤)。2人を中心に関わる登場人物たちとの会話を通じ、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出す。年に一度訪れるある1日を、現代を反映させつつ描いた松居監督独自の物語。
10月30日から10日間にわたり開催される第34回東京国際映画祭コンペティション部門に選出された本作品。東京国際映画祭(TIFF)は、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、今年はメイン会場を六本木ヒルズから日比谷・有楽町・銀座地区に移して開催される。
本作品は11月2日、11月7日に角川シネマ有楽町にて上映されるが、チケットは一般販売開始からわずか10分ほどで完売した。コンペティション部門15作品の中では最速の売り切れ(※配給会社調べ)に、松居監督が熱望した東京国際映画祭コンペティション部門初受賞に期待がかかる。映画祭のオープニングレッドカーペットには、主演の池松と伊藤、そして監督の松居が登場する予定だ。
今回公開されたのは映像は約30秒の特報予告。「ずっと会話になんてなってなかったのかもね」という葉の言葉と、もの悲しいそれぞれの表情から始まった映像は、一変してすぐに幸せな2人を映し出す。2人で住んだ家、2人で乗ったタクシー、2人だけの水族館、2人で見たあの映画、2人で食べたケーキ……。“ある一日だけで綴られる6年間”とは、2人が幸せだった時間を意味するのだろうか。まるで幸せが溢れ出てしまったかのように「来年の誕生日プロポーズしよ」と呟く照生。思わぬ一言に嬉しそうに聞き返す葉だが、照生は笑って誤魔化してしまう。
“二度と戻れない なんでもない 愛おしい日々”が、これまで映し出されてきた2人の時間を思い起こさせる。そしてその後に続くのは、本作品のタイトル『ちょっと思い出しただけ』と、屋上で花火をする葉と照生の姿。冒頭から終わりにかけて大きく変化した2人のセリフと表情、さらにタイトルが意味するものとは……。ますます2人の物語に惹きつけられる。
『ちょっと思い出しただけ』は、来年22年早春に全国公開される。
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