「ギャングキング」「セブン☆スター」の柳内大樹による熱き青春漫画を映像化
ヤンキー漫画のカリスマ、柳内大樹の青春漫画を実写化した『軍艦少年』が12月10日より全国公開される。それに先立ち、主演の佐藤寛太と赤井英和が軍艦島へと向かう本編映像が公開された。
・佐藤寛太主演映画『軍艦少年』主題歌は10-FEETのTAKUMA
気の荒い主人公・坂本海星役を演じたのは、『HiGH&LOW THE MOVIE』(16年)『いのちスケッチ』(19年)などに出演し、劇団EXILEのメンバーとして注目を集める佐藤寛太。
失意に沈む主人公の父・坂本玄海役を演じたのは、『BROTHER』(00年)『キングダム』(19年)などに出演し、国内外でバイプレイヤーとして精力的に活動する加藤雅也。
また、海星の同級生・結役に『樹海村』(21年)の山口まゆ、海星の友人・純役に『ハニーレモンソーダ』(21年)の濱田龍臣、玄海の幼馴染・野母崎巌役に『どついたるねん』(89年)の赤井英和、海星の教師で玄海の同級生・泉役に『うなぎ』(97年)の清水美沙、海星の母で玄海の妻・坂本小百合役に『HERO』(07年)の大塚寧々など、フレッシュな若手俳優とベテランの実力派俳優が脇を固めている。
監督を務めたのは、『おっさんずラブ』『あのときキスしておけば』などのYuki Saito。そして、10-FEETでボーカル/ギターとして作詞作曲も担当する卓真が主題歌を手掛けており、ソロ名義初となる楽曲を書き下ろしている。
さらに、映像作品のロケーションとして脚光を浴びる軍艦島が舞台となっており、世界文化遺産登録後初となる映画撮影を敢行している。心の拠所とは、魂の救済とは、自身の幸福とは何か。大切な家族を失った親子が生きる意味を見出していく、喪失と再生を描く珠玉の物語がここに誕生した。
『軍艦少年』本編映像「島全体が、家族みたいだった」
長崎・軍艦島の見える街で暮らす、地元の高校に通う海星と小さなラーメン屋を営む玄海。最愛の母を亡くして喧嘩に明け暮れる息子と幼馴染の妻を亡くして酒に溺れる父は互いに反目し、いがみ合っていた。そんなある日、海星は父と母が生まれた軍艦島に二人の大切な物がある事を知る。一方、玄海は妻が祀られた仏壇に一通の知らない手紙があることに気づくが……。
この度初公開の本編映像は、海に浮かぶ要塞のような長崎・軍艦島へ、佐藤寛太演じる主人公・海星が、赤井英和演じる父の幼馴染・巌と共に船で向かうシーン。
海星は軍艦島を見て「ボロボロじゃねぇかよ」と率直な感想を言うが、軍艦島出身の巌は「こんなとこに、最盛期には5,000人以上が暮らしてたんだ。小さな島だけど、病院、警察、学校、なんでもあった。俺たちの親父の仕事は過酷だったけど、島全体が、なんかこう、家族みたいだった」と懐かしい眼差しで海星に説明をする。
海星の両親と巌は共にこの島で育ったため、それは息子である海星のルーツとも言える。それを教えてもらった海星は、軍艦島に抱いていた元々の印象をがらりと変え、嬉しそうな表情で島を見つめ直す。軍艦島を中心に、海星と玄海の親子、そして周りの人々が生きる意味を見出していくという、本作の物語を象徴する重要なシーンとなっている。
『軍艦少年』は12月10日より全国で公開される。
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