新作の仏映画『GAGARINE/ガガーリン』より、日本版予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
・『GAGARINE/ガガーリン』ポスタービジュアルはこちら!
主演アルセニ・バティリは本作でスクリーンデビュー!
本作は、フランス・パリ郊外を舞台にした青春映画。第73回カンヌ国際映画祭の「オフィシャルセレクション」初監督作部門に選出。デビュー作にも関わらず第93回米アカデミー賞国際長編映画賞フランス代表の最終選考まで突破した。
舞台は、フランス・パリ郊外に実在し、「地球は青かった」の言葉で有名な宇宙飛行士ガガーリンに由来する名前を持つ「ガガーリン」公営住宅。16才のユーリは、この赤レンガの大規模な団地の名前に導かれるかのように宇宙飛行士を夢見た。そして、かつて自分を置いていった母の帰りを信じて待ち続けていた。そんな中、2024年パリ五輪開催のために老朽化したガガーリン団地の解体計画が持ち上がる。ユーリは帰らぬ母との大切な思い出が詰まったこの場所を守るため、友だちのフサームとディアナと一緒に取り壊しを阻止するために動き出す…、というストーリーが展開される。
主演は、本作で⾒出されたアルセニ・バティリ。スクリーンデビューとは思えないほどの⾼い演技⼒で主⼈公の揺れる⼼情を体現し、第17回セビリヤ・ヨーロッパ映画祭など各国の映画祭にて主演男優賞を受賞した。他キャストに注⽬の若⼿⼥優リナ・クードリ、さらにレオス・カラックス作品の常連ドニ・ラヴァンが特別出演する。
解禁された予告は、パリ郊外にあるガガーリン団地での、何気ない彼の日常を捉えるシーンから始まる。広場で仲間達と踊ったり、皆既月食を楽しんだりー他人にはありふれた風景でも、それは、幼い頃からこの場所で暮らす彼にとっては青春であり、全てだった。しかし時は経ち、建物の老朽化のためにガガーリン団地の解体が決定、それまでの幸せな日々に少しずつ綻びが見え始める。
そんな中「アメリカに行きたい」「自由で自分らしく入れる国だから」と語る友人ディアナに「夢はある?」と問われたユーリは、自分の夢を実現すべく、彼なりの方法で、団地解体の阻止に向けて動き出す。それまで帰らぬ母を待つばかりだった彼が、壊れゆく団地の中で、自分の心に正直になり、プラネタリウムを作り上げ、アパートの中をバイクで駆け巡る。「消えゆく団地で僕が見つけた思い出と光」というナレーションと呼応するかのように、最後、団地の窓から放たれる謎の閃光も印象的な予告となっている。
あわせて解禁されたポスターは、宇宙飛行士を夢見るユーリが憧れる月を見上げる姿を描き出したもの。映画本編にも多用されている朝と夜の間に一瞬だけ訪れるマジックアワーと呼ばれる幻想的な空の光を切り取ったようなグラデーションが、彼の募る思いが輝きを増すように美しいビジュアルとなっている。
『GAGARINE/ガガーリン』は2022年2月25日より全国公開。
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