サトウヒロキ、瀬戸かほが「変化」に向き合う若者たちを演じる『この日々が凪いだら』予告編公開

#MOOSIC LAB #この日々が凪いだら #サトウヒロキ #ムーラボ #ゆうなぎ #山之内すず #川瀬陽太 #瀬戸かほ #羊文学 #藤原季節 2021.12.17

“映画×音楽”の祭典「MOOSIC LAB 2019」にて好評を得た『ゆうなぎ』が、『この日々が凪いだら』と名を変え、来年22年2月25日より新宿シネマカリテにて公開される。今回、予告編が公開された。

新鋭の若手映画監督が贈る“いま”を生き、「変化」を余儀なくされる私たちへと向けられた映画

故郷を捨てるように上京してきた宮嶋大翔（サトウヒロキ）。建設現場で働く彼は、花屋で働く望月双葉（瀬戸かほ）と出会い、いつしか恋人同士の関係に。時代は平成から令和へと変化するも、2人の日々は穏やかに流れ、このまま何も変わらないかに思えた。しかし、住居の取り壊しや身近な人の死によって、彼らは変化を余儀なくされる──。

新鋭・常間地裕監督の初長編作となった本作品は、さまざまな「変化」に向き合う若者たちによる群像劇を繊細な筆致で描き出したものだ。サトウ、瀬戸、山田将ら期待の俳優たちが主演として物語の中心に据えられ、まるで鏡越しに見るような私たちの日常を体現。さらに、藤原季節、山之内すず、川瀬陽太といったプレイヤーが作品に強度を与えている。本作は、“いま”を生き、「変化」を余儀なくされる私たちへと向けられた贈り物のような映画である。

今回公開された予告編は、サトウ演じる大翔と瀬戸演じる双葉の印象的な出会いのシーンから始まる。手が触れるか触れないかの微妙な距離感を経て、いつしか「いってらっしゃい」と送り出すまでの関係に。このまま当たり前の日々が続くかと思われたが、”いま”や”将来”について向き合い、考えるうちに2人の関係性も変化していく様子が映像からも見られる。

また、本作品に欠かせないのが、注目バンド・羊文学による主題歌『夕凪』と、挿入歌『サイレン』だ。もともと、この映画の前身である『ゆうなぎ』は、新進気鋭の映画監督とアーティストの掛け合わせによる映画制作企画を実現するプロジェクト「MOOSIC LAB」のために作られたもの。映画を支える柱と言っても過言ではない羊文学の音楽が、本作でもどのように鳴り響くのか期待したい。

『この日々が凪いだら』は、来年22年2月25日から新宿シネマカリテにて公開される。