サンフランシスコ市長もシリーズの大ファン! わずか10分でロケ快諾

全世界で社会現象を巻き起こしたアクション大作『マトリックス』。その新章となる『マトリックス レザレクションズ』が現在公開中だ。これに合わせてメインキャストが登場するメイキング映像が公開された。

・『マトリックス』ラナ・ウォシャウスキー監督「日本のファンの皆さん、愛してます。この大きな愛を宮崎駿さんへ!」

映画の域を超え、映像/カルチャー/クリエイター/概念等、今日私たちが目にする様々なものが『マトリックス』からの影響を受けているといっても過言ではない。そんな革命を起こした作品の新章『マトリックス レザレクションズ』が公開中だ。12月22日からは全米での公開もスタートし、熱狂の渦は世界に拡大、再びムーブメントが巻き起こっている。

『マトリックス』シリーズの創造者であるラナ・ウォシャウスキーがメガホンを取り、ネオ役のキアヌ・リーヴス、トリニティー役のキャリー=アン・モス待望の再共演も話題の本作。格闘や銃撃戦、カーチェイスや爆破など“マトリックス的アクション”もより進化しスケールアップしている。

ラナ監督は本作品について、「“マトリックス”とは一体何なのか? について20年間、私は人々の意見を聞いてきた。その映画をつくった身として、これが今の“マトリックス”だと言えるのよ」とコメント。監督が語る通り、本作品はまさに今見るべき新章として世界中の多くの観客を熱狂させている。

そんな本作品から今回はメインキャストたちが登場する貴重なメイキング映像が公開された。ハードなアクションシーンの裏側から、撮影の合間に見せるキャストや監督たちのほほえましいオフショットまで、見逃せない映像が凝縮されている。

ネオ役のキアヌは、モーフィアスやスミスとの白熱バトルで稀代のアクションスターらしい貫禄溢れるアクションを披露。一方でカメラが回っていないところではラナ監督と談笑したり、バッグス役のジェシカ・ヘンウィックにアクションのアドバイスし、うまく出来たことを報告するジェシカと笑顔でハイタッチを決めたりと、相変わらずの“人の良さ”が炸裂させる。

ネオを導くモーフィアス役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世は、道場でのネオとの格闘シーンで切れのあるアクションを披露したかと思えば、撮影の合間にはジェシカたちと謎のダンスに興じるお茶目な一面も見せる。本作品のキャスト・スタッフ陣の仲の良さをうかがわせる一幕だ。

ネオの宿敵スミスを演じたジョナサン・グロフが、シリーズのファンにはおなじみの名台詞「ミスター・アンダーソン!」を叫ぶシーンの撮影風景も登場する。メイキング映像でもその迫力は健在だ。

さらに映像の後半では、映画のハイライトでもある迫力満点のカーチェイスシーンの裏側をたっぷりお届け。華麗にバイクでジャンプを決めるトリニティーや、彼女が運転するバイクの後ろに乗り次々と襲い来る敵をなぎ倒していくネオ、道路での車大爆破シーンなど、CGなしで全身全霊でアクションに打ち込んでいる姿を確認することができる。

これらの印象的なシーンの撮影地となったのは、先日USプレミアも行われたサンフランシスコ。建物を確保したり路面電車を動かしたりと、撮影においては様々なハードルがあったが、『マトリックス』のファンだと言うロンドン・ブリード市長は、撮影許可を求めに来たラナと意気投合。「自分のために役を用意してくれるのか」とジョークを飛ばすほどの打ち解けよう。ミーティングはわずか10分ほどで終了し、無事サンフランシスコでの撮影が決定した。ちなみにブリード市長は、実際に本作品にカメオ出演も果たしている。

いよいよ全米公開もスタートし、これからますます世界規模での盛り上がりが期待される本作品。この世界は本当に現実なのか? 仮想世界=マトリックスから再び現実世界へと目覚めたネオは、いまだマトリックスに囚われているトリニティーを救うことが出来るのか? メイキング映像を見た後も、キアヌやキャストたちの演技やアクションを、ぜひ何度でも劇場で堪能してほしい。