小泉進次郎構文にグサッとくる一言! 世間知らずの令嬢議員候補が有権者にご挨拶

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(C)2021「決戦は日曜日」製作委員会

突然の訪問に戸惑う市民たち! でも戸別訪問って違法じゃ…

ユーモアと皮肉に満ちたポリティカル・コメディ『決戦は日曜日』が、2022年1月7日より全国公開となる。これに先立ち本編動画が到着した。

・宮沢りえが窪田正孝との初顔合わせシーンで妙なカリスマ性を発揮!?

主演を務めるのは数々のヒット映画・ドラマに出演し、2020年NHK連続テレビ小説『エール』で名実ともに国民的俳優となった窪田正孝。そつなく仕事をこなすが政治への熱意は今やない、衆議院議員・川島昌平の私設秘書・谷村勉を演じる。

そして、突然父の地盤を引き継ぎ、仕方なく出馬することになった……といいながらも実はやる気満々。世間知らずなご令嬢・川島有美を演じるのは、本格的なコメディ映画は初挑戦の宮沢りえ。初共演の2人が新鋭監督の脚本に惚れこみ出演を快諾した。

くせ者ぞろいの秘書チームには、今もっとも勢いのある赤楚衛二をはじめとして、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真など人気・実力を誇る役者陣が集結した。

脚本・監督を務めるのは坂下雄一郎。市役所職員の騒動を描いた王道コメディ『東京ウィンドオーケストラ』(16年)、アラフォーの元アイドルたち主人公にしたイタいけどラストは胸が熱くなるコメディ『ピンカートンに会いにいく』(18年)等、オリジナル脚本で次々コメディ作品を世に発表してきた彼が、執筆に5年の月日をかけた脚本、豪華キャストで選挙活動をコミカル&シニカルに描いた新境地に挑む。

今回公開された動画は、川島有美が戸別訪問するシーンだ。「あの……戸別訪問って違法じゃ……」と言いかけた岩渕を「静かに」と冷静にさえぎる谷村。熱意だけは人一倍の衆議院議員に立候補した有美は、そんなことはお構いなしに有権者の皆様にあいさつ回り。突然の訪問に市民は戸惑う。

選挙権を持たない外国の方のお宅に訪問して決起集会への参加を呼びかけ、くしゃみをした手での握手にもしっかり対応する有美をにこやかに見守る秘書・谷村だったが、次第にその表情が引きつり始める。

「なるほど、分かります。用水路にお年寄りが落ちそうで危ないと。私はこう思うんです。用水路にお年寄りが落ちたら危ないですよね、と言うことはお年寄りが落ちた用水路は危ない用水路と言うことになるんです」「今求職中なんですか、今まで何やってたんですか?」。有美は終始笑顔で、どこかで聞き覚えのある小泉進次郎構文やグサッとくる言葉を放つ。

谷村の表情が最も固まったのは、玄関でのあいさつが終わった後の「今度は裏口じゃなくて玄関でお会いしましょうね」の一言。一般的な価値観からはかけ離れた新人議員を支えるのは一苦労だ。

監督は「今の時代を生きる人に、なにかしら思うところのある映画になっているかも」と話す。脚本も兼ねる監督が意図して時事ネタのパロディを取り入れた印象的なシーンだ。

『決戦は日曜日』は、2022年1月7日より全国公開される。